被災馬の命の保障　ウサギの烙印　＃１

去年の秋に種牡馬を引退してここに入厩して来たトゥナンテ。お友達のアイバさんに頼まれてきたので、このお馬に集中して写真を撮っていました。そしてお隣のお馬に付けられていたウサギの烙印に気が付きました

それは東日本大震災の被災馬の証の烙印。
絶対に肉用に処分してはいけない印の烙印。

大津波に飲みこまれ、想像絶する恐怖と戦いながらやっと生き延びた命・・・
それをどんなことがあっても処分しないようにと、押された烙印に、hikaruさんと私はその時受けた感情は上手く表現できなかったけど、生きる命、その命は守らなければならない命、
同じ想いを共有できたと思った瞬間でした。

ホーストラスト北海道にいるアドマイヤチャンプ君もきっとウサギの烙印があるんだろうな・・と思いました。

写真　上
左の子がトゥナンテ　 右の子がトーセンクレイジー、被災馬です
トゥナンテはレックススタッドから来ました。最後は種牡馬ではなく、アテ馬をやっていたそうです。

写真　下
左の子は被災馬のトーセンクレイジー７歳（牝馬）２０１１年１月まで笠松で走っていました。
前足の肩の部分にウサギの烙印が見えます

フェロモンが特に強くて、競馬場でも他の牡馬がヘロへロになってこのお馬と一緒なら走らなくなったそうです。
トゥナンテも、このフェロモンにかかっってしまったようです