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2014/03/11 22:38

3、11の被災馬たち #1 エナコ、コッチャン

今年の1月にホーストラスト鹿児島で偶然会ってきた被災馬3頭。
エナコ(現役名 トーホクエナジー)、コッチャン(現役名 トーセンクレイジー)そして、ハーモニィチトセチャン

エナコとコッチャンは、マイクロチップから、現役名が分かりました。しかし長い避難所生活ではエナコとコッチャンという愛称で呼ばれていたので、これがこの子たちにふさわしい名前です。
半径20キロ圏内の警戒区域から避難したお馬であったために、肉用に処分されないように、そして繁殖も出来ないように、他のお馬たちと区別をするために、左肩に凍結烙印を押されました。

これは以前、私の日記で、ウサギの烙印を押して、決して肉にするなと命の保証をしてもらったと思い、そのようなことを書きましたが、これは大きな勘違いでした。

人間サイドで決めた、肉用には価値のない烙印。放射能に侵された肉は、お米や野菜と同じ。処分しても価値がないからそのまま生かせておいてやろうと言うことです。

それでも命が与えられた被災馬たち。それを一生懸命守って下さった人達。
おそろいの無口とお守りを付けて、南相馬の避難所から遠い鹿児島へと送りだして下さった人達。

必死でこの子たちの命を守って下さった人達は、当時は人間の食べる物もないのに馬になんかと、厳しいバッシックの中、それでも必死で守って来られた希望の分身です。

写真 上
コッチャン(この写真はホーストラストブログからお借りしました) 
ウサギのような烙印は、正式にはおうし座の凍結烙印だそうです。

コッチャンは気が強くて、群れの中でもすぐリーダーになりました。
エナコが心のよりどころにしていたコッちゃん。今はトゥナンテと一緒に行動を共にしているようです。

写真 下
エナコ(2014年1月に撮影) 
エナコは性格に難があり、すぐパニックになり、あまり人にも懐かないらしく、コッチャンだけを頼りにして生きて来ました。しかし今ではホーストラストの生活に慣れたらしく、ずいぶん逞しくなったそうです。

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    エナコは、今日、2014年3月24日 朝6時前に、6歳という短い生涯を閉じました。

    3月26日はエナコの6歳のお誕生日を迎えるはずでした。

    1月に偶然にホーストラスト鹿児島で出会って、おうし座の凍結烙印を見つけ、私にいっぱいいろんなことを教えてくれたエナコでした。

    沢山の方々の愛情と命がけで守ってもらった、エナコという一頭のお馬の生きた証がここにあります。

    どうか、忘れないで、エナコのこと。

    2014/03/24 15:00 ブロック