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2015/11/01 05:06
あの悲劇から17年…
1998年11月1日、稀代の逃走馬サイレンススズカが生涯を終えた日。その舞台が天皇賞、東京2000mであった。あれから17年、主役には彼に劣らない個性を備えた逃走馬。パートナーには、その悲劇を最も近くで受け止めざるを得なかった天才騎手。超強力なライバルを蹴散らせるか。
【天皇賞・秋】
◎ 8ラブリーデイ
○ 9エイシンヒカリ
▲ 3サトノクラウン
△ 1ディサイファ
△ 2アンビシャス
△15ショウナンパンドラ
・今期中距離無敗のラブリーデイが最有力。今年破れた2戦は共に長距離。この距離では強い内容で完全に一皮むけた印象。京都大賞典は32秒台の鋭い末脚で一蹴。距離・馬場・展開も問題なし。不安は主戦の乗り替わりの影響ぐらいか。
エイシンヒカリは1F延長と58kg克服が鍵。武豊騎手になり、様々なレースラップに対応。緩急をつけた逃げに直線で魅せる二枚腰も、毎日王冠の圧巻の走りに成長を感じさせた。逃げ馬には厳しい舞台を承知も、その逃走劇に期待せずにいられない。
近年3歳馬の活躍も目立つだけに、ダービー以来もサトノクラウンに白羽の矢。そのダービーは上がり最速で僅差の3着。東京は最も力を発揮しているだけに、世代屈指の実力を遺憾なく発揮できれば。中間の調整の狂いは杞憂に終わるか。
6歳馬は大苦戦だが、目下の勢いでディサイファがどこまで渡り合うか。札幌記念、毎日王冠共に好内容で1・2着。昨年とは実力も実績も雲泥の差で挑む。特に勝負所で自ら仕掛けて、最後まで競り合えるのは強み。東京は走り慣れている。
毎日王冠の大出遅れはともかく、直線の強烈な切れ味が印象的なアンビシャス。昨年覇者スピルバーグに似た雰囲気もあり、スタート五分なら巻き返して不思議はない。1枠に入り、距離的なロスも大きく軽減出来、しっかり脚を溜めれば直線一気も。
オールカマーを一閃で圧勝したショウナンパンドラは鬼門の外枠をどう制すか。秋華賞制覇後はスランプに陥ったが、宝塚記念3着で復調。何より池添騎手が手の内に入れたのが大きい。先差自在で、展開を見据えて虎視眈々と構える。
未だに印を回すか悩むのが、ラストインパクトとイスラボニータ。イスラボニータは東京巧者で昨年の3着馬。叩き2走目で上昇一途。ラストインパクトは去年から追いかけている。フラットな長い直線は間違いなくプラス。