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2016/10/30 02:27
頂上決戦
秋の大一番、天皇賞。今年はフルゲート割れと寂しい状況も、古馬中距離戦線を代表するメンバーが集まった。最速の逃亡者は最内枠、連覇を狙うディフェンディングチャンピオンは大外枠、真ん中に世界最強マイラー、予感漂う頂上決戦は如何に。
【天皇賞・秋】
◎ 3アンビシャス
○ 1エイシンヒカリ
▲ 9ルージュバック
△ 4サトノクラウン
△14ステファノス
☆ 8モーリス
・本命はアンビシャス。毎日王冠では一騎打ちの様相で競り負けたが、宝塚記念の惨敗を払拭するには十分の内容。幼さの残る昨年でも5着。大阪杯でも強い相手をねじ伏せるなど、1F延長も問題ないと見る。淀みなく流れる公算で、決め手勝負なら負けられない。
絶好枠を手にしたエイシンヒカリ。29
年ぶりの逃げ切りも視野に入ってきた。気難しいだけに、暴走の恐れもあるが、折り合った時の破壊力は群を抜く。加えて休み明けは勝率100%で、超抜調教も目を惹く。海外帰りは苦戦傾向も、まずはスタートに懸かっている。
完全復活となったルージュバックは、屈指の府中巧者と呼んでいい。毎日王冠でも並んでからの伸び脚は強烈で、相性に加え、彼女自身の活力も完全に戻った印象。ここでも人気を集める面々を前走で抑えているだけに、1F延長の影響如何で。近年、牝馬の躍進も後押しするか。
宝塚記念以来のサトノクラウンが怖い存在。京都記念で復活を印象付ける完勝劇。宝塚記念も6着とはいえ、最後まで鋭く伸びていた。府中も相性が良く、輸送がないのも好材料。ここ目標にじっくり仕上げてきただけに注意は当然か。
昨年2着のステファノスも確実に脚を伸ばしてくる。前走は前が開かずに脚を余した印象。今回は外枠で直線に懸ける普段の走りを構築出来るはず。決め手の鋭さでは随一を誇るだけに、先行激化になれば、一気に台頭してくる。
モーリスの収拾は難しいところ。異様な展開になった安田記念、敵無しと思われた札幌記念と共に2着。格好を付けたようにも見えるが、物足りなさを拭えない印象も。更に舞台は府中の2000m。スピードだけでは凌げないタフなコース。中距離での圧倒的な経験不足を、その能力でどこまで補えるか。