栗毛の元競争馬、エリモガリバー。7戦0勝

栗毛の元競争馬、エリモガリバー。7戦0勝。ダイナガリバーの息子。流星は父譲り。性格は素直でもなく頑固でもなく。ただマイルールがあって、馬場で騎乗する場所は絶対に真ん中。下手くそに乗った時も下ろす場所は馬場の真ん中。下手くそ過ぎたらレッスンの途中でも中に入って指導員の横でストップ。ガリバー、もう一度チャンスをくださいな。今度こそちゃんと乗れ！とよく怒られた。よく後ろの馬に噛まれたね！ガリバーはなんで平気だったの？平気だからいつも噛みついて来る馬の前。
丸い馬場のレッスンなのに何故か三角に歩かれた。馬って賢い！って感心してしまった！わからないくらいに減速して前の馬との間を空ける。最短で追い付ける場所から急に中へ。レッスンノートにはガリバーに負けない！！って文字が並ぶ。好きな牝馬がいたよね。サボりついでにその子の後にさりげなく入ったよね。まじめな彼女が前の時だけはまじめに働いてたね。
狭い馬場の時からガリバーを専用馬にしていた私は、みんなから変わり者扱い。
サボるし、反動が大きく、更に首を下げる！確かに怖いよなあ。広い馬場に出る様に言われた時、ガリバーで行きたいとダダこねたんだよ。一人だけ了解してくれた先生、ありがとうございました！初レッスン開始直後、いきなり爆走してくれたよね♪不思議と怖くなかった！ガリバーだったからだね。やっぱりガリバーは無理だと言われたけどゆずらなかった！その代わり、もう一頭乗るのが条件。わかりました！！他の人が広い馬場でガリバーに乗ったら怖くて馬チェンジしたと聞いたよ♪何したの？ガリバー。よくガリバーに乗って走れると今度はみんなから感心と尊敬されたよ。あの頃楽しかったなぁ♪背中に乗っているだけで幸せだったのに。最後に乗った時、はじめて遊ばないでとうらく着けさせてくれたよね。わかってたんだろうか。最後になるると。