寺山修司記念

今日五月四日は寺山修司の命日です。
僕にとってのスターは、馬ではミスターシービー、人では寺山修司です。これまでも、きっとこれからも。
僕が若い頃、寺山が生きていた頃、競馬は陰の世界でした。
好きでも他人に言っちゃいけない。下手したら後ろ指を差されるみたいな(僕は堂々と言ってましたが)。
時代は変わる。これはどうしようもない。
現在の開かれた競馬の世界を否定はしません。
しかしテレビ番組で、こぞって面白おかしく中継されているのを見る度『そうじゃないだろ、、』と思うこともあります。
競馬が持つ奥深さ、文化的な魅力が全く伝わってこない。
知識人や芸術家が時にバッシングされる事はあれ、リスペクトされない大衆時代では仕方ないのですが。
ただいつだって真に大切なことは小さな場所で、小さな声で語られて来て、これはずっと変わっていない訳なのだから、悲観してぼやいてばかりではいけませんね。
今日の船橋メインレースは勝手に寺山修司記念の名を付けて馬券購入します。
彼が好きだったテンポイントのライバルでありミスターシービーの父、トウショウボーイが母系にいるシートンを本命にします。