独身時代ながめの休みがあると、よくいろん

独身時代ながめの休みがあると、よくいろんな全国の地方競馬場へ行ったものでした。片手に山口瞳の『草競馬流浪記』片手に未読の小説を持って、青春18切符でのんびりと無計画に。一日じゃ着かなくて、一旦宿泊して翌日目指してたりしたものでした。（あゝ、独身とはなんと自由で悲しいものか！）とにも僕は今も昔も地方競馬が好きなのだ。
子供のころはワールドカップでマラドーナや西ドイツの凄いプレイを目にして心を捕らわれたものです。一流のプレイ、一流の芝生のスタジアム、一流のファン。夢中だった。
でも今はどうか？面白いは面白いが夢中にはならなくなってしまった。息子のミニバスの試合の方が夢中だったりする。齢によるものが大きいのでしょう。既視感、慣れ。清潔でフラットに見えてしまって、、、やれやれ。
山口瞳は確かこんなことを書いていた。『地方競馬のいかがわしくてインチメイトなところが好きだ』と。僕も同じ。
中央競馬が綺麗で整然としてスポーツライクなのに対して、地方はこじんまり、のどかで、博打の匂いがします。
そして近場の大井競馬場。初めてトゥインクルに行ったときは楽しかったな〜！いろんな人が集まって、デートの人、家族で遊びに来た人、なんとなく来た人、競馬だけの人、酔った人、雑多で混然な感じ、好きなんですよね、わたし。
で、明日は東京ダービーです。仕事で行けません。テレビでモジアナフレイバーを応援します。