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2013/04/16 00:18
雑文(桜花賞からアレコレと)ー榎の巻
トリビア序でに、イギリスではどうでしょうか。去年Camelotがダービー勝って、父のMontjeuがSirPeterTeazle、Waxy、Cyllene、Blandfordに次いでイギリス競馬史上五頭目のダービー4勝種牡馬になりましたが、これ等五頭全てダービーは二連勝のみです。233回のダービーの歴史を見ても、他の種牡馬も二連勝のみで、産駒が三連勝したケースは一度も有りません。
今年の英ダービーのウィンターフェイバリットはGalileoの孫の様ですが、Montjeu産駒が出走すれば、注目ですね。因みに英ダービーでは、母の父なら18世紀にHighflyerの三連勝が一度だけ有りますね。蛇足乍ら、セントレジャーでは圧倒的父系ラインの主流であるPhalarisの6代父で「種牡馬の帝王」と言われたStockwellはセントレジャー6勝していますが、連続は三年です。他にダービー4勝のSirPeterTeazleは全く別の馬でセントレジャー4勝していますが、この馬も三年連続のみです。これ等を見ても、パーソロンのオークス4連勝は凄い記録で、来年の桜花賞のディープインパクト産駒は注目でしょう。生涯で6、7勝しそうな勢いと言えます。
こうなると懸念されるのは子孫の繁栄です。クラシックホース8頭中6頭が牝馬だったパーソロンはサクラショウリ、シンボリルドリフ、天皇賞馬のメジロアサマが夫々サクラスターオー、トウカイテイオー、メジロティターンを出しましたが、単発では子孫は残りませんでした。AllezFranceの父SeaBirdII、Dahliaの父VaguelyNobleも子孫は繁栄していません。「父系の主流血脈ではなかったから」と言えますが、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」方式で、多くの後継馬を残したモン勝ちになる傾向の様です。