今年はチャンスですぞ！ーその参

　では、今週のフィリーズRやその次のフラワーCはどうでしょう。直近の勝ち馬は前者は'05年のﾗｲﾝｸﾗﾌﾄ、後者は'06年のｷｽﾄｩﾍﾌﾞﾝ、その前は'04年のﾀﾞﾝｽｲﾝｻﾞﾑｰﾄﾞと長らく勝ち馬が出て居らず、そろそろ勝ち馬が出る頃とも言えるとはいえ、可能性は低いと思います。本番の桜花賞勝ち馬が10年近く出ないトライアルは最早無意味に近いでしょう。今年のフィリーズRの登録馬を見ると、私のPO馬ｴﾌｪｸﾄも居ますが、桜花賞に出走出来たとしても、飽くまで参加するだけの｢オリンピック馬｣でして、重賞勝ち馬もｵｰﾐｱﾘｽ1頭のみの小粒なメンバーです。
　更に同じｽﾃｲｺﾞｰﾙﾄﾞ牝駒のｷｬｯﾄｺｲﾝが勝ったクイーンC勝ち馬のクラシックレースの成績は、直近は'04年のオークス馬ﾀﾞｲﾜｴﾙｼｴｰﾛで、桜花賞に至っては'76年のﾃｲﾀﾆﾔ以後38年も桜花賞馬は出て居ません。ｷｬｯﾄｺｲﾝは素直にオークスで期待するべきでしょう。
　残りは桜花賞直行組ですが、阪神JFのｼｮｳﾅﾝｱﾃﾞﾗは直行に至った理由も体調面と言われている様で、去年のﾚｯﾄﾞﾘｳﾞｪｰﾙの時も色々言われまして、ほぼ桜花賞は赤信号でしょうね。結局一番のライバルは過去のデータに当て嵌め難いﾙｰｼﾞｭﾊﾞｯｸでしょうね。ローテーション的には、きさらぎ賞の頃にエルフィンSが有るので、ﾏﾙｾﾘｰﾅのそれに近いでしょう。後はきさらぎ賞勝ちをどう評価するかでしょう。