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2015/03/10 11:26
今年はチャンスですぞ!ーその四
きさらぎ賞を勝ったルージュバックをどう見るかですが、牡牝混合レースを勝ったからといって、牝馬限定レースに自動的に勝つとは限りません。牝馬がきさらぎ賞を勝ったのはサンドコース時代の中京の1200m戦で、年明けの関西には三歳の重賞レースはきさらぎ賞しか無かった時期です。スギヒメは桜花賞を勝ち、フラミンゴは桜花賞2着と勝率は50%。'67年にシンザン記念と桜花賞トライアルの阪神四歳牝馬特別が創設されると、きさらぎ賞に牝馬が出ることは殆ど無かったと思いますが、きさらぎ賞と同じ年に創設された京成杯にも、オーハヤブサ、テスコガビー、テンモンの牝馬クラシックの勝ち馬がいます。そして此処も'65年にクラシックレースを勝っていないメジロマンゲツという牝馬が勝っています。この馬のことは詳しくは知らないのですが、阿部正太郎厩舎所属で、鞍上も厩舎所属の加賀武見騎手というのが引っ掛かります。この年の加賀騎手は桜花賞をハツユキで勝ち、ハツユキが故障するとベロナでオークスを勝つという別々の馬で両レースを制覇していますが、2頭共に他厩舎の馬で、厩舎所属が厳格な時代に自厩舎の馬より他厩舎の馬を優先させるとは考え難い以上、メジロマンゲツはクラシックレースに出られなかったと推測します。