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2015/03/10 11:44
今年はチャンスですぞ!ー番外編
番外編として、弥生賞のシャイニングレイの結果に就いて思うことを書きます。4〜5前にこのサイトで牝系コラムを書かれていた片野治雄氏が、自身のブログで「ディープインパクトと[3-l]牝系との交配での産駒は力強さに欠ける」と指摘されていたことを思い乍ら、直線で後退していくシャイニングレイを見てました。以前の日記で「サンデーサイレンスは、スペシャルウイークを例外として在来牝系とは相性悪い」と書きましたが、シャイニングレイは「スペシャルウイーク」ではない様です。ディープインパクトは父の特質を受け継ぎつつ、ジェンティルドンナが稼ぎ頭である様に「牝馬優位」の種牡馬という特質が有ります。サンデーサイレンスも牝馬は走ってますが、牡馬はそれ以上に走ってますからね。初年度でダンスパートナーがオークスを勝ってからチアズグレイスが桜花賞勝つ迄5年懸かっており、更にその3年後にスティルインラブ、翌年にダンスインザムードとダイワエルシエーロと牝馬のクラシックホースは生涯で5頭だけでした。私はディープインパクトを「第二のパーソロン」と呼んでいますが、パーソロンが生涯でメジロアサマ、サクラショウリ、シンボリルドルフを出した様に、ディープインパクトも生涯で何頭かの牡馬の強豪を出す可能性は有りますが、出世レースの弥生賞で着外になったシャイニングレイはその候補ではない様です。
惜しむらくは、ホープフルSを使ったことによりローテーションが固定されてしまったことでしょうね。デビュー戦で勝った後、シンザン記念-きさらぎ賞-スプリングSというオルフェーヴルの様なローテーションとか、高野調教師が松国厩舎出身ならタニノギムレットの様にきさらぎ賞の代わりアーリントンCを挟んでスプリングSに行くとかの選択肢は無かったんでしょうか。飽くまで関西馬の出世レースはスプリングSですからね。弥生賞は関東馬優位の出世レースで、そうそうディープインパクトの様には行きません。