親愛なるステイゴールドへ

まだ訃報を受け止められてない自分がいます。
平静を保っているふりをして、本当は辛くて仕方がない自分がいます。

競馬に興味を持ちはじめた頃、あなたは３歳でした。年明けて古馬になって、GIで上位に食い込んでくるあなたに惹かれていきました。

重賞初制覇の目黒記念、ＴＶの前で絶叫しました。
トップハンデで快勝した日経新春杯、ファンタスティックライトに勝ったシーマクラシック、まさかの京都大賞典…一喜一憂の連続でした。

この頃、サラブレで月刊ステイゴールドの連載が開始、毎月買って読んでました。

引退レースの香港ヴァーズ、あの末脚が忘れられません。大学入試で追い込まれていた僕にあなたは勇気をくれました。

引退式の時に着ていた馬服はサラブレの企画で募集があって、僕のメッセージも載ってたんだよ。

種牡馬になって、活躍馬をたくさん出してくれてありがとう。
黄金旅程の続きを見せてくれてありがとう。

僕の部屋にはあなたと子どもたちのグッズや雑誌のスクラップでいっぱいです。

もちろんヒーロー列伝のポスターも。


『愛さずにはいられない』
これからもずっと。