ケンタッキーダービーとＮＨＫマイルカップ

今朝はケンタッキーダービーを見なければと６時５０分にしっかり起床。

観戦となりましたが、まさかの１着入線マキシマムセキュリティが降着という結果に。

確かにパトロールビデオを見れば勝ち馬が４コーナーで膨らんですぐ外側にいたロング
レンジトディが挟まれずるずる後退していきました。
しかし、その外にいた２着馬カントリーハウスにはそこまでの影響は無く、若干外に降られ
た程度に見えました。
レース後すぐにカントリーハウス陣営から異議申し立てが有り、約３０分もの確認作業の
結果、１７着降着という採決が下りました。

現在の日本競馬・審議制度なら降着、審議にもならず、ジョッキーへの制裁程度で済んで
いたでしょう。
アメリカ競馬では外に膨れる事象に関しては特に厳しい事情もあったかと思いますが、
今朝の降着事件がＮＨＫマイルカップのグランアレグリア降着に微妙に影響したように
感じたのは私だけでしょうか。
確かにかなり外に寄ってダノンチェイサーにぶつかり鞍上の川田騎手もバランスを崩して
いましたからそれなりの影響はあったのは間違いありませんが、正直あのくらいの走行
妨害はよく見かけますし、まず審議にもならず、お決まりのパトロールビデオが流れて
終わる部類で、まして馬券圏外での降着などかなり珍しいと思います。

審議制度が違うとは言え、１４５回目を誇るアメリカ最高峰のレースであれだけ厳しい
採決が下され、その直後、別に非は無いのですがたった２４回目の日本のＧ１レースで
甘い審判を下す訳には…とJRA採決委員の皆さんにプレッシャーが掛かったようにも
思えた今日のＮＨＫマイルカップでした。