ふと思い出した。

お昼に、ｻｰﾋﾞｽｴﾘｱで、販売機のｺｰﾋｰを買った。

ﾒﾝﾃﾅﾝｽのお兄さんが、販売機の鍵穴に鍵を入れようとしてたので、少し離れた場所から、「お兄〜さ〜ん、買いたいんですけど、良いですかぁ？」って呼び止めた。

こちらを見て、嫌な顔をしたので、買うのを止めようかと思ったけど、無言で、鍵穴から鍵を抜いたので、買わせて貰った。

ｶｯﾌﾟ入りの豆を挽くやつだから、少し待たせちゃうんだけど…

私だったら、作業始める前に買って貰った方が、気が楽かなって思うから、先に声をかけたけど、[俺の仕事の邪魔すんな！]って、態度が見えちゃった。

買わないで逃げようかと思ったけど、ありがとうって言って去りました。

お兄さんも[ありがとうございました]って言ったけどさ、なんか、気分悪かったな。

作業終わるまで、後ろで、待つのもありだけど、先を詠むって、難しいよね。

私を支えてくれてた奴が、前に言ってた。

【ｵﾔｼﾞが、先を詠める人間に成れって言ってた】と。
ｱｲﾂって、自分の人生の先は、詠めてないんだろうなって、感じた。

給料に不満を持ちながらも、転職はしないし、好きな車にﾊﾞﾝﾊﾞﾝお金かけて、中古車を維持してるし、移転する度、段々、遠くに通勤で、通勤手当てでは足りないのに、ｽｶｲﾗｲﾝなんかに乗っちゃって、母がﾊﾞｲｸは危ないからって言うのを、忠実に聞いて、保険も、切り替えたけど、三年間は大きな病気になれないとか(もう、五十越えてるのに…)。

私に、世間知らずだとか、色んな罵声浴びせて去って行かれましたが、ｱｲﾂの未来って、大丈夫なのかな？
欲望のままに生きてて、大丈夫なのかな？

私なんか能無しだけど、無いなりに、先の人生考えてるよ。

彼の父が、先を詠める人になれって、折角教えてくれたのにね。

感情的に私を馬鹿にしてさ、どれだけ傷付いたか。

やはり、後ろ指差される人生だけは送りたくないから、一生懸命、出来る事をやろうと思いました。

今は、周りの人に、気持ち良く過ごして貰えたらなって思いながら、日々の行動をしてます。

後は、人の表情をしっかり見ようと、朝の市場の積み込み中でも、誰かと会話しようと心掛けてます。

新しい友達、親友が欲しいなって思って、一日一日を大切に過ごしてます。

心は辛いけど、新しい事にﾁｬﾚﾝｼﾞしたくて、ｳｽﾞｳｽﾞしてます。

苦労はするだろうけど、少しの気持ちの切り替えが大事だと思います。

小さな努力を一個ずつつみあげてみよう。

先にある結果を目指して。
ってな感じかな。