2908件のひとこと日記があります。
2015/05/30 15:28
芦毛のダービー馬(ウィナーズサークルの話)
こんにちは(*・∀・*)ノ
今日は芦毛のダービー馬の話を書かせていただきます。
その馬の名前はウィナーズサークル、1989年のダービーを勝ち、史上初そして歴代でただ一頭しかいない芦毛のダービー馬となりました。
ちなみに歴代でただ一頭しかいない茨城県産のダービー馬でもあります。
この馬はデビュー前から期待されていた素質馬だったんですが、とんでもない気性難で調教でもしょっちゅう乗り役とケンカしていました。
陣営がもっとも悩んだのは、「他の馬を抜き、先頭に立つのを嫌がる」という悪癖でした。
併せ馬でもレースでも他の馬を抜こうと騎手が馬を追っても全く言うことをきかないのです。
馬という動物はもともと群れで行動する習性がありますから、他の馬を抜く=馬群から抜け出すことを嫌うのは決して特異なことではありません。それに馬の群れで先頭を走るということはもっとも敵に襲われる可能性が高いということです。
ウィナーズサークルは草食動物特有の防衛本能で先頭に立つのを嫌ったのでしょう。
でも、その防衛本能はサラブレッドとしては致命的な欠陥です。
管理調教師である松山康久師はウィナーズサークルの悪癖を矯正するために剛腕として鳴らした郷原洋行騎手を主戦に迎え、郷原騎手に馬の教育を兼ねての騎乗をさせることにしました。
郷原騎手は「後ろからいったら楽に勝てるだけの力はある。でもそれでは先頭に立つことを教えることはできない。教育しながら勝つには先行抜け出ししかない」と考え、粘り強くウィナーズサークルに先頭に立つことを教え込みました。
郷原騎手の苦労が実ったのが第56回東京優駿でした。
本命不在の大混戦との下馬評通り、1番人気ロングシンホニーの単勝オッズが6.0倍と人気はかなり割れました。
皐月賞2着を経てレースに臨んだウィナーズサークルは3番人気(7.3倍)に推されました。
道中は4〜5番手に位置したウィナーズサークルは直線に入ると力強く抜け出し、残り100mを切ってからリアルバースデーに半馬身差まで迫られますが、郷原騎手の渾身のムチで再び伸びたウィナーズサークルは半馬身のリードを保ったままゴール、史上初の芦毛のダービー馬となりました。
4歳(旧表記)限りで引退、種牡馬入りしたウィナーズサークルは2000年に東京大学農学部付属牧場に研究馬として寄贈され、2014年に種牡馬を引退したあとも同牧場で功労馬として繋養されています。
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広瀬北斗さん>おはようございます( ^∀^)
コメありがとうございます(^_^)
この年の春のクラシックは徹底的に雨にたたられましたね。
当時の中山は大雨になると田んぼみたいになっちゃいましたから、嫌気がさして走るのをやめてしまう馬もたくさんいましたね(・_・) -
広瀬北斗さん
この世代で一番思い出すのは重下手サクラホクトオーの雨男ぶり,です(笑)。東京優駿も良発表と言うのが信じられない位,前日までの降雨だったと思います。
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reibunさん>「いいね!」ありがとうございます(^_^)
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reibunさんがいいね!と言っています。
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四毛ネコさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
ビワハヤヒデは惜しかったんですよね。
最後は柴田政人の執念が勝ちましたが、岡部幸雄との追い比べは見ごたえがありました。 -
カルデラさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
「いいね!」ありがとうございます(^_^) -
はちわれさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
「いいね!」ありがとうございます(^_^) -
ブンブンさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
郷原騎手のムチって、ものすごい音がしたんですよ。
見せムチとして音だけ大きくして馬は叩いてないっていう技術じゃなく、ほんとうに思いっきりぶっ叩くんです。
ひねくれ者だったウィナーズサークルも郷原騎手のムチで矯正されたんですかね(・_・) -
ウィズダムさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
芦毛自体が数が少ないですからねえ(*_*;
ゴールドシップの産駒に期待するしかないですかね(^_^;) -
四毛ネコさん
今年は葦毛の出走がありませんでしたからねぇ(-o-)y-~~~
ビワハヤヒデに期待したんだけどねぇ、なかなか葦毛のダービー馬が出ません。生きているうちにみられるかなぁ(-o-)y-~~~