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2015/06/28 20:45

サイレンススズカの話 (その11)

こんばんは(*・∀・*)ノ

サイレンススズカの話」の第11話を書かせていただきます。
香港遠征でついにベストパートナー武豊と巡りあったサイレンススズカ、明け4歳となった1998年のバレンタインデーに彼らの伝説が幕を開けました。

サイレンススズカの98年初戦はバレンタインS(東京芝1800m)となりました。
もちろん鞍上は武豊、これがコンビ結成2戦目となります。

今でこそ「サイレンススズカ&武豊」のコンビは定番中の定番ですが、当時の武豊騎手は拠点である関西地区で騎乗することが基本で、お手馬が関東地区で行われる重賞に出走する時だけ東上するという形で騎乗していたんです。
しかし当時のサイレンススズカは9戦3勝、重賞未勝利の身の上、一介のオープン馬にすぎませんでした。
一介のオープン馬に乗るために武豊が東上する。これは異例のことでした。
サイレンススズカはすでに武豊騎手の中では特別な存在になっていたのです。

レースは単勝1.5倍の断然人気に推されたサイレンススズカが軽快に逃げてそのまま後続に影を踏ませぬ圧勝、力の違いを見せつけました。
大逃げを打ってそのまま押しきるスタイルは3歳時とさほど変わりませんが、ラップタイムを見てみると3歳時とは全然違う走りをしていることがわかります。

12秒7ー10秒8ー10秒9ー11秒5ー11秒9(57秒5)ー12秒5ー12秒1ー11秒5ー12秒4(1分46秒3)

レース序盤から飛ばすのは変わらないんですが、1000mを通過してからのラップタイムが12秒台に落ち着いています。
これはサイレンススズカが第3コーナー付近で息を入れたことを意味します。
3歳時のサイレンススズカはラップタイムがほとんど変わらないワンペースで走っていました。

古馬になったサイレンススズカは逃げ馬にとって最も重要な技術である「息を入れる」ことを会得していたのです。
武豊騎手が一番最初にサイレンススズカに教え込んだこと、それが息を入れることでした。
それまでは有り余るほどのスピードにまかせて走っていただけのサイレンススズカがスタミナを温存するためのペースダウンのやり方を覚えたのです。

一般論として、逃げ馬は先頭を走ることでレースの主導権を握ることができますが、握った主導権を渡さないためにはペースを速くしたり遅くしたりして、レースそのものをコントロールしなくてはなりません。
3歳時のサイレンススズカが負け続けたのはレースと自分自身をコントロールできなかったからです。
しかし、武豊という最高のパートナーを得たことでサイレンススズカは自分自身とレースをコントロールできるようになったのです。

サイレンススズカはそのスピードに加えて、セルフコントロールと最高のパートナーという2つの武器を手に入れました。
あとは勝ち続けるのみです。

サイレンススズカ武豊の伝説はこうして幕を開けました。



今回はここまでとさせていただきますm(__)m

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  • とうけいにせい005さん

    はちわれさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
    コメありがとうございます(^_^)

    JRAのCMは久々にいいものを見せてもらいましたよ(^_^)
    たしかに武豊のお手馬が5頭くらいいましたね(^_^;)

    それだけ名馬に乗ってきたということですよ(^_^)

    2015/06/29 18:32 ブロック

  • はちわれさん

    こんにちは(・∀・)

    才能をもて余した天才馬がついに才能を引き出す天才騎手を鞍上に迎えたのですね(^^)

    JRAのCMの「夢の第11レース」でしたっけ?
    あれは久々に傑作ですね。
    武豊が何人も乗らないといけないですが(^^;
    そう考えるとやはり武豊は偉大さを思い知らされます。

    2015/06/29 12:48 ブロック

  • とうけいにせい005さん

    reibunさん>おはようございます( ^∀^)
    コメありがとうございます(^_^)

    サイレンススズカは一番いいタイミングで武豊に出会ったんですよ。
    こういうのを「邂逅」っていうんでしょうね(^_^)

    2015/06/29 06:21 ブロック

  • reibunさん

    稀代の名馬と言われる理由が私にも分かるようです。
    この名コンビでもっともっと時代を築いてほしかったです。

    2015/06/28 23:46 ブロック

  • とうけいにせい005さん

    ワイドボックスさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
    コメありがとうございます(^_^)

    武豊が凄いのはサイレンススズカにそういう競馬をさせたということですよ。

    兄弟子の河内でも手に負えなかった暴走マシンを巧みな手綱さばきと柔らかさで完全に手の内にいれたんですから(*_*;

    2015/06/28 22:55 ブロック

  • ワイドボックスさん

    全盛期の武豊はテンで飛ばして他馬に脚を使わせつつ、
    巧みなシフトチェンジで自身の脚は温存するというような逃げが
    本当に上手かったですね。
    嗚呼、ここから一気に駆け抜けて行くわけですか。。

    2015/06/28 22:47 ブロック

  • とうけいにせい005さん

    マチャアキさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
    コメありがとうございます(^_^)

    名コンビと言われた人馬はたくさんいます

    ミスターシービーと吉永正人
    シンボリルドルフと岡部幸雄
    ダイワスカーレットと安藤勝巳

    武豊のベストパートナーは他にもいます

    ディープインパクト
    メジロマックイーン
    エアグルーヴ

    でも、最強のパートナーシップを築いたのはサイレンススズカと武豊です

    これはもう絶対です

    2015/06/28 22:29 ブロック

  • マチャアキさん


    お互いが最高のパートナー

    武さんとサイレンススズカ(o^^o)

    2015/06/28 22:22 ブロック

  • とうけいにせい005さん

    ブンブンさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
    コメありがとうございます(^_^)

    まさにその通り、最強タッグがこの時に誕生したんですよ(^o^)

    無事だったら...
    おそらくGIをあと3つくらいは勝ってたでしょう。
    アメリカに遠征してBCターフを勝ってたかもしれませんね(__)

    2015/06/28 22:22 ブロック

  • マチャアキさんがいいね!と言っています。

    2015/06/28 22:20 ブロック

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