競輪
2908件のひとこと日記があります。
2015/07/01 21:32
ターフに咲く花��(第４回後編)
「引きつける」
☆レースに話を戻します。
前半1000mを通過した後、アンカツさんはダイワスカーレットに息を入れさせました。
それまでラップ11秒台を刻んでいたダイワスカーレットのペースは13秒台までに落ちました。
カワカミプリンセス、アサクサキングス、メイショウサムソン、スクリーンヒーローらの先行集団、中団に位置したマツリダゴッホ、後方待機を決め込んだドリームジャーニー....
出走した14頭は一団となって2周目の第３コーナーに差し掛かりました。
「仕掛ける前年王者」
☆残り1000mを切ったところでダイワスカーレットは再びペースを11秒台に上げ、逃げ込みに入りました。
それに呼応して追走する13頭もペースアップ、レースの流れは一気に速くなりました。
第４コーナーに差し掛かった頃、マツリダゴッホが一気に2番手まで上がりました。
4角まくりはマツリダゴッホの得意技、前年王者は敢然とダイワスカーレットを捕まえにいきました。
「絶対女王、チギる」
☆直線に入るとスクリーンヒーロー、メイショウサムソン、アルナスライン、ドリームジャーニーらもダイワスカーレットを追ってスパートをかけました。
しかし差は縮まりません。
余力十分のダイワスカーレットの脚色は全く衰えを見せず、むしろ後続を突き放しているようにも見えました。
そして、信じられないことが起こりました。
マツリダゴッホ、スクリーンヒーロー、メイショウサムソンら歴戦のGIホースたちがバテて下がっていったのです。
みんなダイワスカーレットの末脚についていけずに自らの脚を無くしていってしまったのです。
後に某競馬評論家が語った「一流馬が超一流馬につぶされた」瞬間でした。
「栄光と共に去りぬ」
☆バテて下がっていった歴戦のGI馬たちの代わりに後方待機していたアドマイヤモナーク、ドリームジャーニー、エアシェイディが馬群を抜けてダイワスカーレットに迫りましたが、余裕綽々のダイワスカーレットの1馬身3/4差まで差を詰めるのがやっとでした。
1着 ダイワスカーレット 2分31秒5
2着 アドマイヤモナーク 2分31秒8
3着 エアシェイディ 2分31秒9
ダイワスカーレットが３７年振りに牝馬として有馬記念を制覇しました。
ダイワスカーレットの２００８年シーズンは度重なるアクシデントとの戦いで、有馬記念がわずか３戦目のレースでした、
しかし大阪杯でエイシンデピュティらを子供扱いし
天皇賞秋で年度代表馬ウオッカと史上最高と称されるほどの激闘を繰り広げ
そして有馬記念でマツリダゴッホらに全く競馬をさせなかった
すべて記憶に強く残るレースでした。
ダイワスカーレット陣営は翌年にドバイ遠征を計画していましたが、脚部不安のために計画は中止、そのまま引退ということになり、結果的には有馬記念がラストランとなってしまいました。
しかし１２戦８勝、２着４回の完全連対に加えてGIを４勝、しかも最後の勝利は有馬記念です。
決して順調な競走馬生活ではありませんでしたが、常に強さと美しさを感じる走りを我々ファンに見せてくれたダイワスカーレット、彼女は無数の拍手と祝福に送られながらターフを去り、母となるために北の大地に帰っていきました( ＾∀＾)
- ダイワスカーレット
- カワカミプリンセス
- アサクサキングス
- メイショウサムソン
- スクリーンヒーロー
- マツリダゴッホ
- ドリームジャーニー
- アルナスライン
- アドマイヤモナーク
- エアシェイディ
- シデン
- エイシンデピュティ
- ウオッカ
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四毛ネコさん＞こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
メイショウマンボはどう考えたってダートは合いませんよ(__)
あれは出した方がどうかしてるんです。
ヴィクトリアマイルの例もありますし、競馬は確定するまでわからないものなんですね(・_・)2015/07/02 21:28
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はちわれさん＞こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
スカーレット一族はどちらかというとダート向きに出やすいんですよね。パワーの塊だから(・_・)
たしかダイワスカーレットの5番仔は父エンパイアメーカーで6番仔がノヴェリストなんですよ。
もしかしたらダートで大物を出すかもしれませんよ。2015/07/02 21:24
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トウショウトリガーさん＞こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
レベルが低かったら1分57秒2なんて時計は出ませんよ(^_^;)
こんな時計、サイレンススズカでも出すのは難しい。
サンデーサイレンスvsイージーゴーアはつまるところは距離適性の差だとおもうんですよ。イージーゴーアは長距離血統でサンデーサイレンスは中距離だから(・_・)
ただ、サンデーサイレンスの勝利に対する執念は凄まじいものがありました。
ダイワスカーレットは特別賞も取ってないんですよね(__)
そこら辺が顕彰馬にノミネートもされない理由の1つでしょう。2015/07/02 21:19
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四毛ネコさん
そうそう、笠松のタッチデュールが昨日の川崎スパーキングレディースカップでメイショウマンボを差し切って５着、ゴールドシップのことがいろいろ言われますが、競馬はそんなもんかもしれませんなぁ(^o^)y-~~~
2015/07/02 21:12
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ワイドボックスさん＞こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
脚元さえなんともなかったらヴィクトリアマイルも宝塚記念も圧勝してたでしょうね。
天皇賞秋は相手がウオッカだったからあれだけの名勝負になったんですよ。
牡馬が相手ならチギってたんじゃないですか(^o^)
たしかにダイワメジャーと比べると走りが素軽すぎますね(・_・)
デューティーフリーなら圧勝でしょうが...(^_^;)2015/07/02 21:11
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はちわれさん
お疲れ様です( ＾∀＾)
スカーレットブーケはSS系と相性の良くない父ノーザンテーストでありながら華々しい繁殖成績でしたね(^^)
ダイワスカーレットにも母に負けない仔を出してエアグルーヴみたいな母系を築いて欲しいところです(*´-`)2015/07/02 18:07
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やはりあの秋天はしびれましたね。
私はダスカの単勝を握りしめていました。
バテたはずの馬が盛り返してくる。失敗した馬が最後まで延び続ける。強さとはなんぞやというものを知らされた思いでした。
馬券と共に負けたことが悔しくて悔しくて。
勝った東京アクトレスの底力も示した名レースと思います。
当時このレースをレベル低いとか仰る方が多く居たような記憶があります。人それぞれなんでしょうが、私はしびれました。
ダスカにも殿堂入りして欲しい。少なくともウォッカとの対戦成績は上回っているし、生涯連帯外していないし。ウオッカとのライバル関係はサンデーサイレンスVSイージゴア位な名対決だったように思うのです。
ダイワスカーレットにも栄誉を！2015/07/02 17:18
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ワイドボックスさん
私の中の史上最強牝馬です。
どうあれ勝った馬が強いと思っている私ですが、秋天は紛れもなく、負けて強しでしたね。
それを証明するかのような、最強とは何たるやと語らんばかりの有馬記念でした。
アンカツとは近年屈指の名コンビでしたね。
人馬一体とはまさにこのこと。
そして、この後、風と共に去りぬ…。
アンカツが引退後に、妹は走りが軽すぎてダートなんか全く走らなかったと思う、
ドバイ行ってたら惨敗してたんやないかって笑っていたのも面白かったです。2015/07/02 14:42
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reibunさん＞コメありがとうございます(^_^)
ダイワスカーレットは強さと美しさを持っていた馬でした。
頑健ではありませんでしたが、ウオッカや牡馬たちに一歩も引かずに「来るなら来い」の競馬をやり続けたその姿には崇高さまで感じられました(^_^)2015/07/02 06:44
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reibunさん
私も現役のダイワスカーレット見たかった！
牡馬ももちろん魅力的ですが
強い強い牝馬の美しさ、カッコ良さは無敵だと思います(^o^)2015/07/02 01:19
