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2015/07/19 19:44
サイレンススズカの話(その14)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「サイレンススズカの話」の第14話を書かせていただきます。
金鯱賞を圧倒的大差で制したサイレンススズカ、陣営は予定にはなかった宝塚記念への出走を決断します。
☆急遽宝塚記念に出走することとなったサイレンススズカは相変わらず元気いっぱいで、追い切りでも好時計を連発して好調さをアピールしていました。
しかしこの年の宝塚記念は春のグランプリレースにふさわしいメンバーが集まりました。
天皇賞春で悲願のGI制覇を果たしたメジロブライト、前年の年度代表馬エアグルーヴ、グランプリ連覇を狙うシルクジャスティス、牝馬限定GI4勝のメジロドーベル、天皇賞春2着ステイゴールド....サイレンススズカが初めて迎える最強の敵たちです。
舞台は阪神2200m、右回りコースに不安があるうえに距離もギリギリ持つかどうか、という微妙な距離でした。
そしてサイレンススズカにとっての最大の試練は「武豊が乗らない」ということでした。
武豊騎手はすでに先約のあったエアグルーヴに騎乗することが決定していました。
このことは武豊騎手も橋田満調教師も納得ずくのことだったんですが、武豊騎手は一時的とはいえサイレンススズカを手放すことがよほど心残りだったようで、度々橋田厩舎を訪れてはサイレンススズカの様子を見ていたそうです。
では誰がサイレンススズカに乗るのか?
3歳秋に手綱をとった河内洋騎手はメジロブライトに乗ることが決まっていましたし、かつての主戦上村洋行騎手ではいささか荷が重すぎました。
思い悩んだ橋田師が最終的に指名したのは、当初は同厩同馬主のゴーイングスズカに騎乗する予定だった南井克巳騎手でした。
サイレンススズカ騎乗が決まった南井騎手でしたが、彼を悩ませたのは「サイレンススズカをどう乗りこなすべきか?」ということでした。
「どう乗ったらいいんだ?」
レースまでの間、南井騎手は武豊騎手の顔を見るたびにこう聞いてきたそうです。
「ただ跨がっているだけでいいですよ!」
南井騎手の問いかけに対しての武豊騎手の答えは決まってこうでした。
いくら1戦限りの代打騎乗とはいえ、武豊にとってサイレンススズカはエアグルーヴにとっての最大の敵であることに変わりはありません。
そう簡単に極意を伝授するわけにはいかないのです。
闘いはすでに始まっていました。
今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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稲☆vistaさん>コメありがとうございます(^_^)
ブエナとは脚質が真逆でしたからあまりそう思われないかもしれませんが、ブエナとスズカって似ていますよ(^o^)
なんていうか、人を引き付けるんですよね、両馬とも(^_^) -
稲☆vistaさんがいいね!と言っています。
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稲☆vistaさん
おはよございます
音速の♪本当にピッタリ
エアグルーヴとも闘ったことあるんですね〜
私もリアルで応援できてたら、また違う競馬のみかたになってたのかなぁ
ブエナより好きになってたかもしれません(笑) -
reibunさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
競馬はレースだけではないのです。
こういう駆け引きも含めてのすべてが競馬なんですよ(^o^) -
reibunさん
こんばんは。
こんな心理戦があったとは!
次回も楽しみです(^o^) -
msz-006さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
「いいね!」ありがとうございます(^_^) -
はちわれさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
詳しくは来週以降に書きますが、武豊&エアグルーヴをもってしてもサイレンススズカを自分から負かしにはいけないんですよね。
サイレンススズカって誰が乗っても勝てる馬ではないんですが、この時の南井の騎乗も見事でした(^o^) -
飛虎さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
私だってタイムトラベルできたら今年のヴィクトリアマイルの時に戻って5→7→18の3連単に1万円張りますよ(笑)
22億円なんてほとんど海外の宝くじみたいなもんで現実的ではないですが(笑)
サイレンススズカにとっては不安だらけの条件なんですが、ここで勝つのが真の名馬ですよ(^_^) -
msz-006さんがいいね!と言っています。
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はちわれさん
こんばんは(・∀・)ノ
武豊を背に伝説的なレースを見せながらも、唯一のG1勝ちは豊じゃないってのも強さの証明かも知れませんね。
エアグルーヴも東京巧者とはいえ宝塚記念は距離の利もあり、自分の乗ってないスズカを豊は負かせる青写真を描けていたのでしょうか(*´-`)