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2015/07/26 20:09
サイレンススズカの話 (その15)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「サイレンススズカの話」の第15話を書かせていただきます。
いよいよ宝塚記念、格段に強くなった相手に加えてパートナー武豊が鞍上にいないサイレンススズカ、試練のレースが始まります。
☆1998年7月12日、夏の日射しが照りつける阪神競馬場で第39回宝塚記念が行われました。
1番人気 サイレンススズカ(南井)2.8
2番人気 メジロブライト(河内)3.2
3番人気 エアグルーヴ(武豊)4.7
4番人気 シルクジャスティス(藤田)5.7
5番人気 サンライズフラッグ(安田康)19.9
サイレンススズカは並み居るGI馬たちを抑えて1番人気に推されましたが、4番人気シルクジャスティスまでがオッズ5倍台までに人気を集めていて、4強を中心としたやや混線模様となりました。
発走直前になってメジロブライトがゲート内で立ち上がってしまい、スタート時刻が若干遅れましたが、サイレンススズカは特にうるさくもなく落ち着いていました。
弥生賞の時に不安のあまりゲートをくぐってしまった若駒は1年半の時を経て精神的にも肉体的にも成長し、たくましい競走馬に変貌を遂げていたのです。
定刻から少し遅れてゲートが開き、第39回宝塚記念のスタートが切られました。
サイレンススズカは好スタートから楽々とハナを奪い、軽快に飛ばします。
1000m通過タイムは58秒6、サイレンススズカにとっては「いつも通り」のタイムなんですが、他馬にとっては十分なハイペースです。サイレンススズカに競りかけてくる馬は皆無でした。
第3コーナーに入るころにはサイレンススズカと2番手に控えるメジロドーベルとの差は10馬身ほどに開いていました。
2番人気メジロブライトはスタートで大きく出遅れ、シルクジャスティスと共に後方待機でレースを進めていました。
エアグルーヴは中団の内側に位置取り、進出の機会を伺っていました。
サイレンススズカのパートナーでありながらこのレースではエアグルーヴの手綱を取る武豊の戦略は一言で表すと「サイレンススズカの存在を無視してレースを進める」ことでした。
サイレンススズカを無理に追いかけたら自分の馬が潰れてしまうのは武豊自身が一番よくわかっています。
ならばどうすれば良いのか?
武豊にできることはエアグルーヴ自身のレースをすることに集中し、距離に不安のあるサイレンススズカがバテて下がってくることを待つことだけでした。
他馬に騎乗する騎手たちの考えもだいたい同じ、無理して捕まえにいくより下がるのを待つほうが賢明な選択でした。
サイレンススズカの手綱を取る南井克巳もそのことは十分承知しています。
第3コーナーを過ぎてから南井騎手はサイレンススズカに息を入れさせました。
サイレンススズカが第4コーナーに差し掛かる頃、一時は10馬身あった後続集団との差が一気に縮まり、その差は4馬身ほどになりました。
南井騎手は後ろを振り向いて後続との差を確認した後、サイレンススズカにゴーサインを出しました。
サイレンススズカは4馬身の差をつけて最後の直線に入りました。
今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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ぼう0508さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
「いいね!」ありがとうございます(^_^) -
ぼう0508さんがいいね!と言っています。
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はちわれさん>コメありがとうございます(^_^)
毎日王冠で終わればメデタシなんでしょうが、それではサイレンススズカの話は完結しないんです。
サイレンススズカがどんな馬生を送ってきたかを全て書き留めておかなければ、サイレンススズカの話を書く意味がないんです。
彼は伝説になりましたが、幻ではありません。
人間と共に生きた馬でした。
私が書きたいのは馬の話なんです。
それだけはわかってくださいm(__)m -
はちわれさん
お疲れ様です(^^)
正直な気持ちを申しますと、G1を超越した伝説のG2、98年毎日王冠で連載のフィナーレを迎えて頂きたいとさえ思ってしまう私です(/_;)
しかしスズカの最終到達地点、とうけいにせいさんの連載を最後まで見届けるのがスズカという唯一無二の存在と向き合う事だと想います。
この先も連載のほど、よろしくお願い致しますm(_ _)m -
はちわれさん>こんにちは( ^∀^)
コメありがとうございます(^_^)
宝塚が終わればあとは毎日王冠と...
そろそろ「終わらせ方」を考えなければならなくなってきましたよ...(__) -
はちわれさん
こんばんは(・∀・)ノ
決着の時は近いですね(^^)
来週も楽しみにしてます( ^∀^) -
はちわれさんがいいね!と言っています。
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四毛ネコさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
「いいね!」ありがとうございます(^_^) -
四毛ネコさんがいいね!と言っています。
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サドンさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
サイレンススズカほど記憶に残る馬はいないのではないでしょうか(・_・)
書けることは残り少なくなってきましたが、最後までおつきあいしていただければ幸いです(^_^)