競輪
2908件のひとこと日記があります。
2015/08/05 23:08
ターフに咲く花��(第９回後編)
☆ハイペースと思わぬ敵
レースは予想通りダイワスカーレットがハナを切り、先頭でレースを引っ張りました。
ウオッカは７番手、前走毎日王冠では掛かりぎみに逃げましたが、今回はしっかりと折り合っていました。
ダイワスカーレットはラップ１１秒台のペースで逃げ、1000m通過タイムは５８秒７のハイペースとなりました。
第２コーナーを過ぎたあたりでダイワスカーレットに思わぬ敵が現れました。
１４番人気トーセンキャプテン(ペリエ)が競りかけてきたのです。
トーセンキャプテンはウオッカと同じ角居勝彦厩舎所属、当時は「ウオッカをサポートするためにダイワスカーレットに鈴をつけにいったのでは？」と勘ぐる人も大勢いました。
真偽のほどはわかりませんが、トーセンキャプテンが競りかけてきたことでダイワスカーレットが余計に掛かりぎみになったことだけは確かです。
レースはまったく緩みのないまま第４コーナーにさしかかりました。
☆１分５７秒２
第４コーナーを過ぎて直線に入ってもダイワスカーレットは先頭のままでした。
脚をなくしたトーセンキャプテンは馬群に沈み、代わって２番手に上がったのはディープスカイを引き連れたウオッカでした。
坂の登りでディープスカイを競り落としたウオッカ、このまま突き抜けるかと思われましたが....
ダイワスカーレットがまだ残っていました。
ハイペースのために直線では苦しいと思われたダイワスカーレットでしたが、ウオッカに並ばれてから、もう一度脚を伸ばします。
内ダイワスカーレット
外ウオッカ
ディープスカイもよく食い下がり、後方からカンパニーが怒濤の末脚で迫りましたが、２騎の名牝を捉えることはできません。
ウオッカとダイワスカーレット、両馬譲らぬままゴール板の前を駆け抜けました。
走破タイム１分５７秒２、天皇賞秋のレースレコードであり、東京芝２０００mのコースレコードでした。
☆１３分間の沈黙、そして決着
勝負は写真判定に持ち込まれました
武豊騎手もアンカツさんも勝ったかどうかはわからなかったのでウイニングランは行わず、すぐに装鞍所の着順指定エリアに戻りました
検量室のホワイトボードには便宜的に１着の欄に「７」、２着に「１４」と書きこまれていました。
これを見たダイワスカーレット陣営は「体制有利はこちら」と判断し、アンカツさんに１着の枠場に入るように促しました
２着の枠場に入った武豊騎手は「負けたか...」と思ったそうですが、写真判定の結果はなかなか出てきませんでした
写真判定に要した時間は１３分間、武豊騎手はこの時間を「生きた心地がしなかった」と述懐しています
もちろんアンカツさんも心中おだやかではなく、まるで無間地獄のような沈黙が２人の間に流れていました
同着もありかと思われた１３分後...
着順掲示板に着順が上がりました
１着ウオッカ、２着ダイワスカーレット！
両馬の着差はわずか２センチだけでした
絶望の淵から歓喜に沸くウオッカ陣営
信じられないと呆然とするダイワスカーレット陣営
両馬とも死力を尽くした闘いでした
たとえ同着だったとしても誰もが納得したでしょう
勝ったのはウオッカですが
ダイワスカーレットを敗者と呼ぶ人は誰もいませんでした
あのレースに限っては、どちらも勝者だったと思います
２００８年の天皇賞秋は、そんなレースでした(^_^)
- ダイワスカーレット
- ウオッカ
- トーセンキャプテン
- ディープスカイ
- カンパニー
- ホワイトボード
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四毛ネコさん＞「いいね！」ありがとうございます(^_^)
2015/08/06 21:49
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四毛ネコさんがいいね！と言っています。
2015/08/06 21:04
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RITZ11さん＞「いいね！」ありがとうございます(^_^)
2015/08/06 19:09
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セロリさん＞コメありがとうございます(^_^)
あれを府中で観た人は幸せですよ。
史上最高のレースを生で観られたんですから(^o^)2015/08/06 19:09
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ワイドボックスさん＞コメありがとうございます(^_^)
普通なら惨敗ですよ、休み明けであのハイペースなら(;￣ー￣A
私は完全に引っかかったと思ってましたよ(^_^;)
たしか一回交わされてから差し返してるんですよ。
ダイワスカーレットにあんな根性があったとは...意外でした。
負けはしたものの、ダイワスカーレットの走りはサラブレッドの完成型に極めて近いものでした(^_^)2015/08/06 19:07
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ナゾヲトクカギさん＞コメありがとうございます(^_^)
あれこそが名勝負(^o^)
それ以上の言葉は無用です(^_^)2015/08/06 19:02
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広瀬北斗さん＞コメありがとうございます(^_^)
ダイワスカーレットが一回叩いてたらウオッカは絶対にかなわなかったでしょうね(^_^;)
トーセンキャプテンについては同馬主ではないのにダイワスカーレット潰しの道具にされたようなものですから、批判の声が挙がるのは致し方のないことでしょうね。2015/08/06 19:01
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ブンブンさん＞「いいね！」ありがとうございます(^_^)
2015/08/06 18:57
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reibunさん＞コメありがとうございます(^_^)
まさかあのハイペースで差し返しにいくとは....
あれは鳥肌モノです(;￣ー￣A
あんまり言いたくないですが、あの時のダイワスカーレットはサイレンススズカを越えましたね(・_・)2015/08/06 18:57
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マックさん＞コメありがとうございます(^_^)
私もウオッカ＝ダイワスカーレットの馬単行ってこいで勝負したんで、そちらの方は気にしませんでしたよ(笑)
まあ、こんなレースは２度とないでしょう(^o^)2015/08/06 18:54
