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2015/11/12 22:11
エアグルーヴの話(第1話)
あらためましてこんばんは(*´∀`)ノ
「エアグルーヴの話」の第1話を書かせていただきます。
☆1993年春、社台ファーム早来で鹿毛の牝馬が誕生しました。
仔馬の母は1983年のオークス馬ダイナカール、繁殖牝馬パロクサイドを祖とする社台ファームゆかりの血統の馬でした。
繁殖入りしてからのダイナカールは仔出しが良くないうえに産駒も目立った競走成績を残せていませんでしたが、4番仔として生まれた仔馬は他のダイナカール産駒とは明らかに違っていたそうです。
誕生直後でありながらすでに風格まで漂っていた美しい馬体はその年に社台ファームで生まれた百数十頭の中でも際だっており、社台のスタッフも「この馬は期待できる」と高い評価を与えていました。
仔馬が生まれたその日のうちに、栗東から1人の調教師が仔馬を見に早来にやってきました。
かつて二冠牝馬マックスビューティを管理した伊藤雄二調教師です。
伊藤雄師は翌週にウイニングチケットを皐月賞に送り込む予定であり、多忙の身ではありましたが、以前社台の関係者に「ダイナカールの子供が生まれたらすぐに教えて下さい」と頼んでおり、連絡を受けた伊藤雄師は直ちに早来へ飛び、仔馬と対面したのです。
じつは伊藤雄師はダイナカールもその産駒も管理しておらず、縁もゆかりもなかったんですが、なぜかダイナカールの仔が生まれたらすぐに知らせてくれるように頼んでいたんです。
なぜそう頼んだかは「よく覚えていない」と伊藤雄師は語っていますが、後年発売された「戴冠 エアグルーヴ写真集」内に寄せた一文の中で、エアグルーヴと対面した時のことをこう書き綴っています。
「何万頭の競走馬を見てきたけれど、この出合いだけは生涯わすれることはないだろう。ただ残念なことに、生まれたばかりのエアグルーヴの眼と私の眼があった一瞬を説明するだけの言葉を私は知らない。「衝撃」「感動」....とにかく「凄い」の一言だった。調教師としての感性がとてつもないエネルギーで突き上げられた瞬間と言っていいだろう」
言葉では言い表せないほどの衝撃と大いなる可能性、そして成功の予感を覚えた伊藤雄師は仔馬の馬体をじっくりと観察して「男やったら、ダービー馬やな」と一言漏らした後、仔馬が歩いたり走ったりする様を1時間近くも見ていたそうです。
「この馬ならマックスを越えられる」
伊藤雄師はそう確信していました。
今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
稲☆vistaさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
現在は強い牝馬が天皇賞やJCに挑戦して牡馬を撃破するのは普通のことになっていますが、エアグルーヴの現役時代はそんなことは絶対に有り得ないと思われてました。
その概念を覆したのがエアグルーヴ、後のウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、ジェンティルドンナに受け継がれる「牝馬の時代」はこの馬からはじまったんですよ(^_^) -
とうけいにせいさん
ウィズダムさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
まさに運命的というしか言い様のない出会いですね(^_^) -
稲☆vistaさん
私の最強牝馬(≧▽≦)
エアグルーヴっす
ブエナちゃんは、最高牝馬なので
ご無沙汰です。またまた知らないお話をありがとうございます -
稲☆vistaさんがいいね!と言っています。
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ウイズダムさん
おはようございます。
まさに、運命の出会いですね。(^^)
次話も、楽しみです♪ -
とうけいにせいさん
コスモス☆さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
msz-006さん>いいね!ありがとうございます(^_^)
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とうけいにせいさん
reibunさん>いいね!ありがとうございます(^_^)
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コスモス☆さんがいいね!と言っています。
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msz-006さんがいいね!と言っています。