2908件のひとこと日記があります。
2015/12/03 19:12
エアグルーヴの話(第4話)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「エアグルーヴの話」の第4話を書かせていただきます。
驚愕の走りでいちょうSを制したエアグルーヴ、陣営は次走に阪神3歳牝馬Sを選択しますが、レース当日、彼女の背中の上にいたのは武豊ではありませんでした。
☆1995年12月3日、冬の訪れを感じさせるような曇り空の阪神競馬場で第47回阪神3歳牝馬Sが行われました。
エアグルーヴは3番人気(6.0倍)、鞍上にはアイルランドの名手マイケル・キネーンの姿がありました。
実はこのレースの1番人気イブキパーシヴ、2番人気ゴールデンカラーズ、4番人気ビワハイジまでもが武豊騎手のお手馬でした。
武豊騎手がどの馬に乗るかが注目されましたが、武豊が選んだのはイブキパーシヴでした。
当初エアグルーヴ陣営は阪神3歳牝馬S出走を考えておらず、いちょうSの勝利をうけて急遽出走を決めたんですが、出走が決まった時には武豊騎手がイブキパーシヴの騎乗依頼を受けた後でした。
武豊騎手を押さえられなかったエアグルーヴ陣営でしたが、同時期に開催されたワールドスーパージョッキーシリーズに参戦するために来日していたキネーン騎手を確保することに成功、鞍上の問題は無事に解決しました。
レースは角田晃一騎乗の4番人気ビワハイジが先頭でレースを進めていきました。
エアグルーヴは2番手を追走、快調に飛ばすビワハイジをマークしながらのレースとなりました。
好位を確保したキネーン騎手でしたが、実は彼がマークしていたのは前を走るビワハイジではなく後方にいる1番人気イブキパーシヴでした。
他にもゴールデンカラーズ、ロゼカラーといった末脚自慢の馬たちも後方に控えており、キネーン騎手は前よりも後ろに注意を払わなければならなかったのです。
しかし、前よりも後ろに注意を払ったことが結果的には作戦ミスとなりました。
競りかけてくる馬がいないと見たビワハイジの鞍上角田騎手はペースを落とし、1000m通過タイム61秒1の超スローペースに持ち込むことに成功、レースの主導権をガッチリと握ったのです。
ペースが遅すぎることには他の騎手もわかっていましたが、みんなイブキパーシヴより先には動けません。
気づいたらビワハイジは十分な余力を持って第4コーナーを抜けていました。
この時点で勝負の行方はほぼ決まっていました。
ビワハイジは直線に入っても脚色は衰えず、猛追するエアグルーヴを半馬身抑えて1着でゴール、世代初の頂上決戦はビワハイジに凱歌が上がりました。
猛追も空しく2着に敗れたエアグルーヴ、キネーン騎手は「仕掛けが遅すぎた。この馬が一番強い競馬をしたのに....」と悔やんでいました。
ただしキネーン騎手はエアグルーヴについて「この馬はいずれ大きなレースを勝つことになると思う」と、エアグルーヴの資質を高く評価しています。
この年のJRA最優秀3歳牝馬は投票総数177票中176票を獲得したビワハイジが選出されましたが、1票だけはエアグルーヴに投票されたそうです。
今回はここまでとさせていただきますm(__)m
-
とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
エアグルーヴもビワハイジもGI馬を2頭出しましたからね。 -
とうけいにせいさん
reibunさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
マックさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
そういえばそうですね(*_*)
ユタカはどの馬を選ぶんでしょうね(*^^*)
勝てば平地GIオールコンプリートですから、余計に注目されます。 -
とうけいにせいさん
タヌキち〜んさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
一番強い競馬をしたのはエアグルーヴですが、あのレースは角田の好騎乗がビワハイジを勝利に導いたんですよ。 -
とうけいにせいさん
ウィズダムさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
ブン♪ブンさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
エアグルーヴもビワハイジもロゼカラーも繁殖牝馬としても成功しましたね。
産駒同士が同じレースに出ることもあったりして、繁殖入りしても競走は続いているんですね(^o^) -
とうけいにせいさん
Masaさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
当時、阪神千六の牝馬戦で1000m61秒1のどスローになるなんてあり得ないことだったんですがねえ(^_^;) -
とうけいにせいさん
msz-006さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
広瀬北斗さん
肌馬としても争っていますね。
-
reibunさんがいいね!と言っています。