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2015/12/06 23:44
サクラバクシンオーの話(第11話)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「サクラバクシンオーの話」の第11話を書かせていただきます。
スプリンターズSを圧勝して見事GI馬となったサクラバクシンオー、次なる目標は安田記念、いまだ未勝利のマイル戦でのGI2勝目を狙います。
☆1994年、明け6歳(旧表記)となったサクラバクシンオー、当初は東京新聞杯で復帰する予定でしたが、斤量が60キロになることが判明したために回避し、ダービー卿CT(4月3日、中山芝1200m)が復帰第1戦に選ばれました。
同条件のスプリンターズSを勝っているサクラバクシンオーですからこのレースでは苦戦するはずもなく、最後は鞍上小島太が手綱を抑える余裕をみせながら2着ドージマムテキに2馬身差をつける快勝、格の違いを見せつけました。
折り合い面での著しい成長を感じさせる勝利に境勝太郎調教師は迷うことなく次走に安田記念を選択、いまだ乗り越えられないマイルの壁に挑むことになりました。
1ヶ月後の5月15日、良馬場ながら小雨のぱらつく東京競馬場で第44回安田記念が行われました。
すでに国際GIとなっていたこの年の安田記念は外国馬が1、2番人気となりました。
1番人気は武豊騎乗のスキーパラダイス(2.6倍)、後にムーラン・ド・ロンシャン賞を武豊騎手で勝ち、日本で繁殖入りしてスキーキャプテン(朝日杯2着)を産んだ名牝です。
2番人気は英1000ギニーとコロネーションCを制した欧州最強マイラー牝馬サイエタディ(4.0倍)、サクラバクシンオーは3番人気(6.9倍)に推されました。
レースはマイネルヨース、マザートウショウの激しい先行争いで始まり、サクラバクシンオーもこの争いに加わりました。
1000m通過タイムは56秒9、超ハイペースとなりました。
サクラバクシンオーは第4コーナーの出口付近から仕掛け、直線入り口で先頭に立ちました。
スキーパラダイス、サイエタディらの外国勢が伸びあぐねる中、粘るサクラバクシンオーを大外から1頭の馬が瞬く間に抜き去っていきました。
5番人気の牝馬、ノースフライトです。
瞬時にかわされたサクラバクシンオーですが、残り200mまで抵抗し、ノースフライトに食らいつきます。
しかし残り200mを切った所でサクラバクシンオーは力尽き、後続の2頭にもかわされて4着でゴール板を通過しました。
勝ったのはノースフライト、大器と言われながら体質の弱さで出世の遅れたトニービン産駒が得意の東京コースで遂に素質を開花させたのです。
超ハイペースの中4着に粘ったサクラバクシンオーでしたが、境師も完敗を認めるほどノースフライトに差をつけられてしまいました。
この時からノースフライトはサクラバクシンオー陣営にとっての最強の敵となり、悲願のマイルGI制覇はノースフライトを倒さなければ実現不可能なこととなりました。
そして1994年秋の短距離戦線はサクラバクシンオーとノースフライトを中心に展開していくこととなります。
今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
正直言って私もそう思ってました(^_^;)
1400が限度だと思ってましたんで(^。^;) -
とうけいにせいさん
reibunさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
ノースフライトは頑健だったら牝馬三冠を獲ることもできたでしょう。
サクラバクシンオー陣営が「向こうの脚がちゃんとしてたら1200でもかなわなかった」って言ってたくらいですからね(*_*) -
とうけいにせいさん
ブン♪ブンさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
タヌキち〜んさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
飛虎さんがいいね!と言っています。
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広瀬北斗さん
この頃,ある共同馬主クラブに入っていたのですが(現存は不明),そこの方と安田記念の話になり「サクラバクシンオーは来ませんよ」と言われて,ムッとしてしまった事を思い出しました(笑)。
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reibunさん
バクシンオーも凄いですが、ノースフライトの戦績も凄いですね!
男勝りの強い牝馬、最近だけに限らないのですね(^o^) -
ブン♪ブンさんがいいね!と言っています。
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タヌキち〜んさんがいいね!と言っています。