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2016/01/01 13:53
エアグルーヴの話(第7話)
こんにちは(* ̄∇ ̄)ノ
新年2回目の日記は「エアグルーヴの話」の第7話を書かせていただきます。
突然の熱発により、桜花賞を無念の回避となったエアグルーヴ、目標は親仔2代制覇が懸かるオークスへと変更されました。
☆エアグルーヴが回避した桜花賞は10番人気ながら名手田原成貴騎乗のファイトガリバーが目の覚めるような末脚でイブキパーシヴを差しきって重賞初制覇をGIで飾りました。
ちなみにイブキパーシヴに乗っていたのは南井克巳、武豊は8番人気シーズアチャンスに騎乗して6着に終わっています。
実はユタカ騎手の受難はこれでおわりではなく、翌週行われた皐月賞ではお手馬ダンスインザダークが熱発してしまい、回避となってしまいました。
さすがのユタカ騎手も2週続けてお手馬が熱発でGIを回避するという不運には言葉もなかったようで、おまけに口の悪い輩に「おまえが菌をばらまいとるんとちゃうんか?」とからかわれたそうです。
エアグルーヴはオークスに直行することになりましたが、レース間隔が2ヶ月半も空くことになり、殆どぶっつけの状態で未経験の2400mを走ることとなりました。
競馬の格言に「熱発明けの初戦は消し」というのがあります。
周囲には「エアグルーヴは大丈夫か?」と心配する声が少なからずあがっていました。
しかし伊藤雄二調教師は不安説を力強く否定しました。
「エアグルーヴは調教だけで仕上がる馬、熱発も軽かったから大丈夫だ!」
伊藤雄師の言葉が本当であるかどうか、それがはっきりする時は1996年5月26日にやってきました。
初夏の日差し眩しい東京競馬場で行われた第57回優駿牝馬、今度こそ何の問題もなく出走できたエアグルーヴは単勝2.5倍の1番人気に推されました。
熱発明けで本来ならば敬遠されて当たり前のエアグルーヴが1番人気に推されたのには訳がありました。
桜花賞馬ファイトガリバーは10番人気での勝利がフロック視されて4番人気にとどまり、2着イブキパーシヴは体調不良で戦線を離脱、桜花賞では15着と大敗した2歳女王ビワハイジはなぜかダービーに出走と、他陣営にはエアグルーヴを脅かすと思える馬がいなかったのです。
ユタカ騎手も自信を持ってレースに臨んでいました。
「普通に走れば問題ない。怖いのはアクシデントだけだ」
ユタカ騎手はそう考えていたそうです。
そしてユタカ騎手がそう考えていたことがレースでは非常に大きな意味をもつこととなります。
午後3時35分、第57回優駿牝馬のスタートが切られました。
※今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
やまさとNo.18さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
ここら辺で切っとくのがミソです(笑)
強い馬でしたね、エアグルーヴ(^o^) -
やまさとです!こんちは♪
結果を知っているとは言いながらも
おっ、イイ所で話しが終わるナア〜(笑)
エアグルーヴ、イイ馬です(^^) -
とうけいにせいさん
飛虎さん>コメありがとうございます(^_^)
「熱発明けの初戦は消し」という格言は昔からのもので、馬の医療ケアが進歩した現在ではそれほど気にしなくてもいいと思いますよ。
エアグルーヴの最大の見せ場はオークスと天皇賞秋ですからね、とても1回では書ききれませんよ(笑) -
とうけいにせいさん
reibunさん>いいね!ありがとうございます(^_^)
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飛虎さんがいいね!と言っています。
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飛虎さん
こんばんは。
「熱発明けの初戦は消し」知りませんでした(汗)
また〜〜、いいところで切りますね。
新年の誓いがゆらぎます(笑) -
reibunさんがいいね!と言っています。
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とうけいにせいさん
ウィズダムさん>いいね!ありがとうございます(^_^)
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とうけいにせいさん
四毛ネコさん>いいね!ありがとうございます(^_^)
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とうけいにせいさん
Masaさん>あけましておめでとうございます(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
こちらこそ本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
普通なら熱発明けでGI、しかも当時のエアグルーヴはマイルまでしか走ったことがないのに2400ですから、陣営もかなり不安になりますよ。
それなのにテキとヤネのこの自信、エアグルーヴはすでに同年代の中では一歩も二歩も抜け出た存在であることがわかってたんでしょうね(^○^)