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2016/02/08 21:58
ヒシアマゾンの話(第13話)
「ヒシアマゾンの話」の第13話を書かせていただきます。
1994年12月25日、3歳女王ヒシアマゾンは勇躍有馬記念に臨みました。
倒すべき敵はただ一頭、三冠馬ナリタブライアンです。
☆39回目の有馬記念はツインターボの大逃げで始まりました。
絶好のスタートを切ったナリタブライアンのハナを叩く形で先頭を奪ったツインターボはみるみるうちに後続を20馬身近く引き離し、一人旅を決め込みました。
軽快に逃げるツインターボでしたが1000m通過タイムは58秒そこそこの超ハイペース、いくらコーナーを6回まわる中山内回り2500mでもこのペースは暴走といっても良いものでした。
10万人を越える大観衆はツインターボの大独走に大いに沸きましたが、「まさか逃げ残るのでは...」と心配する人はほとんどいませんでした。
みんな第4コーナー手前でツインターボが失速することを知っていました。
なぜなら、それがツインターボだからです(^_^;)
ツインターボが悲壮感のかけらもない大逃げ(苦笑)を打つ中で、ナリタブライアンは4〜5番手をキープ、周囲をネーハイシーザー、チョウカイキャロル、アイルトンシンボリ、ライスシャワーらが追走し、あたかも「ナリタブライアン包囲網」が形成されたかのようでした。
はた目にはナリタブライアンが徹底マークされ、苦しい状況に追いこまれているように見えたんですが実際はまるで逆、馬なりで駆けているナリタブライアンを他馬が必死についていってる状態でした。
はっきり言ってナリタブライアンと他馬とはそのくらいの差があったのです。
ナリタブライアンが好位をキープする中、我らがヒシアマゾンはまたしても良いスタートが切れず後方からの競馬となってしまいました。
ナリタブライアンを負かすためにはもう少し前目のポジションが欲しかったところでしたが、結果的には後方からの競馬になったことがヒシアマゾンに幸いしました。
その理由は2つ、ツインターボの大逃げで速い流れになったこととナリタブライアンがいつもより前目でレースを進めていたことでした。
ヒシアマゾンの鞍上中舘英二はナリタブライアンの動きを見ながらレースをすることができたのです。
「ヒシアマゾンは並べば強いと思っていたから第4コーナーでナリタブライアンに並んで直線に向きたかった」
第4コーナー手前で中舘騎手はヒシアマゾンをゴーサインを出しました。
ヒシアマゾンは捲り気味に進出、ナリタブライアン追走を開始しました。
第4コーナー出口、ツインターボは出番を終えて舞台のそでに捌けるように馬群に消えており、ナリタブライアンは馬なりのまま先頭に立ちました。
「並んでからが勝負!」
3歳女王ヒシアマゾンは三冠馬ナリタブライアンに挑戦状を叩きつけるべく、追撃を開始したのです。
※今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
Masaさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
ある程度流れが速くなるのは予測できましたからね(*^^*)
ナリタブライアンが先行したのは意外でしたが、馬なりでしたからねえ〜(*^^*)
ツインターボは人気ありましたもんねえ(*^^*)
惨敗してもファンは暖かく迎えてくれてましたね(^_^) -
Masaさん
こんにちは
ツインターボのおかげで必然的に展開もペースも読めるから馬券も買いやすかったですね
ツインターボ可愛い〜ガンバレって多くの
女性ファンが声援を送ってたのが懐かしいです -
とうけいにせいさん
genetさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
他馬がみんな2着狙いに行くにもかかわらず、ただ一頭ナリタブライアンを負かしにいったヒシアマゾン、結果はともかく、競馬の基本である「優勝劣敗」にこだわった走りは賞賛されるべきものですよ。
ただ、あのときのナリタブライアンは別格すぎましたね(^_^;) -
genetさん
このレースでヒシアマゾンの強さを実感しました。でもナリタブライアンは別世界でしたね。代名詞でもある4コーナーの捲り、今でも心に残ってます。
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genetさんがいいね!と言っています。
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とうけいにせいさん
ハープ星さん>コメありがとうございます(^_^)
ツインターボはどこかトボケたところがあった馬でした(^o^)
大逃げっていうのは基本的に玉砕戦法ですから昔の大逃げ馬には悲壮感が感じられるところがあったんですよ。
でもツインターボにはそれがなかった(苦笑)
勝手に逃げて勝手につぶれて最後はムーンウォークのように歩きながらゴールするんですよ(^_^;)
だからツインターボが出走した時には「また第4コーナーでバテてムーンウォークでゴールするんだろうな」って、みんなが思ってました(笑)
重賞を2つ勝ってますから弱くはなかったんですが、みんなを笑わせてくれる馬でした。
そしてみんなに愛された馬でした(^_^) -
ハープ星さん
楽しみに待っていました−−!
でも今回はツインターボがめっちゃ気になりますね(^_^)
何度も笑っちゃいましたよ!
ナリタブライアン、やっぱりすごい競走馬だったんですね。
でもヒシアマゾンも牝馬でありながら
怪物相手に中舘Jに「並んでからが勝負」と信じてもらえるほどの
逸材であったんですね〜(^_^) -
とうけいにせいさん
タヌキち〜んさん>コメありがとうございます(^_^)
ツインターボの大逃げ→失速→ムーンウォークは一発芸ですよ(笑)
だからツインターボはみんなに愛されたんですよ。
武豊が帝王賞でツインターボに乗った時に後方待機したんですが、ファンに大ブーイングされたんですよ。
「ツインターボの経歴に傷をつけた」って(^_^;)
サイレンススズカが出てくるまではツインターボが大逃げの代名詞でしたよ(^o^) -
タヌキち〜んさん
またまたお邪魔いたします(^.^)
ツインターボの逃げ残りを心配する人がほとんどいなかった←ちょっとーwww
私も何度かツインターボの勝ったレースを見るととてもドキドキできるのが癖になり楽しくなります(^○^)
さぁ、結果は知ってますが次の日記も楽しみにしてます(^.^)
結果は知ってるのに動画見ながら応援してしまいますよねー(^◇^;) -
タヌキち〜んさんがいいね!と言っています。