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2016/03/10 21:42
エアグルーヴの話(第17話)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「エアグルーヴの話」の第17話を書かせていただきます。
第17回ジャパンC、勝者はエアグルーヴとピルサドスキーのどちらかに絞られました。
☆当面のライバルであったバブルガムフェローを直線で置き去りにして勝利へとひた走るエアグルーヴと武豊、もはや遮るものはないと思われたその時、名手マイケル・キネーンに導かれた「獅子王」ピルサドスキーが猛然と追い込んできました。
日本最強牝馬と欧州最強牡馬の叩きあいになると思われた直線残り200m弱の攻防でしたが、ピルサドスキーの鞍上キネーン騎手は別に作戦を用意していました。
2年前の阪神3歳牝馬Sでエアグルーヴの手綱を取っていたキネーン騎手はエアグルーヴの最大の武器はたぐいまれな勝負根性であることを知っていました。
「馬体を併せたらこちらが負ける、差しきるには馬体を併せないことだ」
キネーン騎手が選択したのは「内から掬って出し抜けを狙う」ことでした。
キネーン騎手の激しい右ムチに応えたピルサドスキーはエアグルーヴを内からかわしました。
かわされたエアグルーヴもただでは引き下がりません。
ユタカ騎手の右ムチに再び闘志を奮わせ、ピルサドスキーと馬体を併せに行きました。
しかしキネーン騎手はユタカ騎手の挑戦を受け流すかのようにさらに右ムチを飛ばし、ピルサドスキーをエアグルーヴから離しました。
2頭はピルサドスキーがクビ差だけ前のままゴール板の前を駆け抜けました。
勝ったのはピルサドスキー、エアグルーヴはクビ差の2着、ほんのわずかの差でしたが、キネーン騎手がエアグルーヴという馬を知っていた分だけ届きませんでした。
「勝った馬にあれだけの脚を使われたらしょうがない」
ユタカ騎手はサバサバとした表情でこう語りました。
世界との差は近くて遠いものでした。
激闘のジャパンCから中3週空けた1997年12月21日、エアグルーヴは第42回有馬記念に出走しました。
しかし鞍上にユタカ騎手の姿はありません。
ユタカ騎手は先約のあったマーベラスサンデーに乗っていました。
エアグルーヴは鞍上にチューリップ賞以来となるオリビエ・ペリエ騎手を迎えてグランプリに臨むことになりました。
※今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
ハープ星さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
キネーンがエアグルーヴを知らなかったら勝っていたかもしれませんが、これも競馬なんですよ。 -
とうけいにせいさん
タヌキち〜んさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
飛虎さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
ウィズダムさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
牝馬が秋の王道路線に皆勤すること自体が快挙なんですよ(^o^) -
ハープ星さん
う〜ん、キーネン騎手がエアグルーヴの背中や武器をを知っていただけに・・
上手く攻略されてしまいましたね。。残念です!
しかしそれでもクビ差の2着もすごいことですよね(^^♪ -
タヌキち〜んさんがいいね!と言っています。
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飛虎さんがいいね!と言っています。
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ウイズダムさん
エアグルーヴちゃん、頑張れ〜!
\(^o^)/