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2016/04/03 21:59
ライスシャワーの話(第10話)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「ライスシャワーの話」の第10話を書かせていただきます。
第53回菊花賞、無敗での三冠獲得を目指すミホノブルボン、三冠許すまじと立ちはだかるライスシャワー、両馬5度目にして最後の対決が始まりました。
☆1992年11月8日午後3時35分、十数万人の観客が見守る中第53回菊花賞のスタートが切られました。
ハナに立ったのは神戸新聞杯の勝ち馬キョウエイボーガン、ミホノブルボンは2番手に、ライスシャワーは5番手につけてレースを進めていきました。
ミホノブルボンが2番手に控えることは彼のキャリアを通じて初めてのことでしたが、ハナに立ったキョウエイボーガンは逃げてナンボの馬、鞍上松永幹夫騎手もマスコミに対して「ガンガン逃げますよ!」と逃げ宣言を行っていました。
だからこういう展開になることは予想できたことなんですが、こういう展開を望まない者がいました。
ミホノブルボンです。
ミホノブルボンは「前に馬がいるとエキサイトする馬」で、自分が先頭を走らないと気が済まない馬でした。
ミホノブルボンは行きたがりました。
どうしても前を走るキョウエイボーガンを抜かないと気が済まなかったのです。
しかし鞍上小島貞博騎手は手綱を抑えました。
ミホノブルボンの最大の死角は3000mという距離、小島騎手の頭の中には「ギリギリまで控えてスタミナを温存したい」という意識がありました。
スタミナを温存するためにはキョウエイボーガンとハナを争って脚を使う訳にはいきません。
小島騎手は懸命にミホノブルボンをなだめようとしました。
しかしミホノブルボンは小島騎手に反抗します。
彼にとって他馬の後ろを走ることは屈辱以外の何物でもなかったのです。
ミホノブルボンは小島騎手と「ケンカ」した状態となり、折り合いを欠いてしまいました。
前を走るミホノブルボンが折り合いを欠いていたことは後ろを走るライスシャワーの鞍上的場均騎手にも確認できていました。
「やはりミホノブルボンはカッカしている。運はこちらに向いている」
的場騎手が立てた作戦はただ1つ、ミホノブルボンを徹底的にマークすることでした。
ミホノブルボンさえかわせば勝利を手中にできる、マーク屋の本領を発揮することがただ1つの、そして絶対的な戦法でした。
1000m通過タイムは59秒7、平均よりやや速いペースです。
小島騎手とケンカしながらも、辛うじて自分のペースを守ってきたミホノブルボンでしたが、勝利の女神は彼にさらなる試練を与えます。
試練とは淀の長い長い坂のことです。
※今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
Masaさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
ハープ星さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
淀の3000mを逃げきるのは簡単なことではありませんから、できることなら皆控えたいんですよ。
でもミホノブルボンは控えてはダメな馬、ここら辺が難しいところなんですよ。 -
ハープ星さん
ミホノブルボンは
3000mという距離を考慮するとハナ争いは避けたいですし
最大の武器が弱点となってしまいましたね。
やはり三冠馬となることは、難しいのですね! -
Masaさんがいいね!と言っています。
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ハープ星さんがいいね!と言っています。
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とうけいにせいさん
鱈ちゃんさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
鱈ちゃんさんがいいね!と言っています。
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とうけいにせいさん
みゆパパさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
飛虎さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
みゆパパさんがいいね!と言っています。