エアグルーヴの話(第２３話)

こんばんは(*・∀・*)ノ

「エアグルーヴの話」の第２３話を書かせていただきます

第１８回ジャパンC、2番人気に推されたエアグルーヴの前に立ちはだかったのは「史上最強世代」の呼び声も高い3歳勢を代表する2頭、スペシャルウィークとエルコンドルパサーでした

☆レースはサイレントハンターが作る1000m60秒5の平均ペースで進んでいきました。
エアグルーヴは5番手、それをマークするようにスペシャルウィークが6番手につけ、エルコンドルパサーは少し前の3番手につけていました。

第３コーナーでサイレントハンターが他馬を4馬身ほど突き放し、縦長の展開となりました。
エアグルーヴは早めに外に持ち出され、虎視眈々とスパートの時を待っていました。

第４コーナーで先に動いたのはエルコンドルパサー、エアグルーヴも続いて動きます。
直線の入り口で内からエルコンドルパサーに並びかけるエアグルーヴ、外からは1番人気スペシャルウィークも突っ込んできました。

しかしエアグルーヴはエルコンドルパサーを捕らえきれません。
差が縮まらないまま3頭が抜け出しました。
上位人気3頭の追いくらべとなりましたが、最初に脱落したのはスペシャルウィークでした。
菊花賞から中2週という強行軍の影響からかスペシャルウィークはヨレて後退しはじめました。
これでエアグルーヴとエルコンドルパサーの2頭の争いになるかと思われましたが...
エアグルーヴもエルコンドルパサーの末脚についていけません。
差は縮まるどころか開きはじめました。

結局エアグルーヴはスペシャルウィークとの2着争いを制するのがやっとで、勝ったエルコンドルパサーには2馬身半もの差をつけられました。
2馬身半はジャパンC史上最大の着差、エアグルーヴは後に凱旋門賞でモンジューと死闘を繰り広げることになる怪物エルコンドルパサーの前に手も足も出ない惨敗を喫してしまいました。

次走有馬記念にはエルコンドルパサーもスペシャルウィークも出走せず、鞍上には武豊騎手が復帰しました。

そして陣営から発表がありました。
有馬記念を最後にエアグルーヴは引退し、繁殖入りすることになったのです。



※今回はここまでとさせていただきますm(__)m