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2016/04/28 22:44
エアグルーヴの話(第24話)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「エアグルーヴの話」の第24話を書かせていただきます。
☆1997年12月27日、第43回有馬記念に出走したエアグルーヴ、このレースが彼女のラストランとなりました。
鞍上に武豊騎手が復帰し、馬の調子も上向きになりつつあったエアグルーヴ陣営は1971年のトウメイ以来26年振りとなる牝馬の有馬記念制覇を目指して彼女をターフに送り込みました。
レース直前の返し馬、エアグルーヴが絶好調であることを確信したユタカ騎手は「どうしよう、勝っちゃうよ、コレ..」と思っていたそうです。
しかし彼女のラストランは突然のアクシデントで終わってしまいました。
スタート直後に落鉄してしまったのです。
結局エアグルーヴは勝ったグラスワンダーからコンマ8秒離された5着に敗れ、優秀の美を飾ることはできませんでした。
それでも生涯成績は19戦9勝、2着5回、3着3回、着外に敗れたのは悪夢(パドックでフラッシュを浴びてパニックになり、レース中に骨折)の秋華賞と落鉄した有馬記念のみという、ほぼ完璧な戦績を残しました。
引退式でユタカ騎手から「果たした夢、果たせなかった夢、すべて子供に伝えてください」という言葉を贈られたエアグルーヴは繁殖入りした後、まるでユタカ騎手の言葉を実践するかのように優駿をターフに送り込み続けました。
初仔アドマイヤグルーヴから最後の仔であるショパンまでの産駒11頭のうち、競走馬デビューした10頭が全て勝ち上がりました。
重賞勝ち馬も4頭出しました。
・アドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2度、阪神牝馬S他)
・ルーラーシップ(QE2世S、金鯱賞他)
・フォゲッタブル(ダイヤモンドS)
・クルヴェイグ(マーメイドS)
アドマイヤグルーヴとルーラーシップがGI馬となったことでエアグルーヴは複数のGI勝ち馬の母となりました。
自らがGIを勝ち、繁殖入りしてから複数のGI馬を出した牝馬はエアグルーヴの他にはベガ(アドマイヤベガ、アドマイヤドン)、ビワハイジ(ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル)しかおらず、「名牝必ずしも名繁殖牝馬たりえず」というのが当たり前だった常識をものの見事に覆してみせたのです。
平成の女帝は偉大なる母となりました。
※今回はここまでとさせていただきます。なお、「エアグルーヴの話」は次回完結とさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
Masaさん>こんにちは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
実際来ませんでしたが(^_^;)、エアグルーヴ=ダイナカール系の一族が繁栄しているのは嬉しいことですね(^_^) -
Masaさん
春天に出走するファントムライトの母は
半妹になるんですね
しかも父は先日亡くなったオペラハウス
絶対来ないと思いますが複勝100円買ってあげよっと -
Masaさんがいいね!と言っています。
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とうけいにせいさん
四毛ネコさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
四毛ネコさんがいいね!と言っています。
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とうけいにせいさん
ゾルタクスゼイアンさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
あの年はいろいろありましたね。
サイレンススズカのこととか...( ´_ゝ`)
エアグルーヴは牡馬を相手に最後まで戦いぬきました。
それだけでも偉業です(^_^) -
とうけいにせいさん
msz-006さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
タヌキちーんさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
genetさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
ハープ星さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
「エアグルーヴの話」も半年近くにわたって書いていきましたが、次回でおしまいにさせていただくことにしました( ´_ゝ`)
この馬がいなかったら「牝馬の時代」はやってこなかったかもしれません。
そして繁殖牝馬としても極めて優秀だったエアグルーヴ、まさに名牝の中の名牝でした(^_^)