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2016/05/23 19:54
メイセイオペラの話(第7話)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「メイセイオペラの話」の第7話を書かせていただきます
3歳世代では東北に敵はいなくなったメイセイオペラ、次なる目標を3歳ダート三冠と定めて調教に勤しんでいましたが、とんでもないアクシデントが突然彼に襲いかかってきました
☆ユニコーンSを2週間後に控えた1997年9月中旬のことです。
ある朝、佐々木修一厩舎の所属騎手である渡辺正彦騎手が朝の調教をつけるためにメイセイオペラの馬房に行ったところ、とんでもない光景が渡辺騎手の目に飛び込んできました。
メイセイオペラが顔面血まみれで馬房から出てこようとしていたのです。
驚いた渡辺騎手がメイセイオペラの顔をよく見てみると目のあたりが陥没していました。
大至急獣医が呼ばれ手当てを受けたメイセイオペラでしたが、獣医の診断は「前頭骨骨折」、人間だと頭蓋骨骨折に相当する重傷でした。
重傷を負った原因は不明なままで終わりましたが、隣の馬房にいた馬が突然暴れだしたのに驚いたメイセイオペラが立ち上がって天井に頭をぶつけたのではないかといわれています。
これだけの重傷を負ってはユニコーンS出走など不可能です。
メイセイオペラは休養に入らざるを得ませんでした。
余談ですが、10月4日に行われたユニコーンSを制したのはタイキシャトル、この年の暮れにマイルCSとスプリンターズSを制し、翌年にジャック・ル・マロワ賞、安田記念、マイルCSを制して短距離馬としては史上初めて年度代表馬に選ばれた史上最強マイラーです。
一時は「もしかしたら失明してしまうのではないか...復帰できるだろうか...」と心配されたメイセイオペラですが、予想以上の回復を見せ、負傷からわずか半月後には軽い運動ができるまでになりました。
後でわかったことですが、メイセイオペラの体は折れた骨片を取り込んでいたのだそうです。
獣医も舌を巻くほどの回復力でした。
佐々木師は驚異的な回復を見せるメイセイオペラを目の当たりにして「これならばダービーグランプリ(11月3日 盛岡ダート2000m)に間に合うのではないか.....?」と考えるようになりました。
1986年に創設されたダービーグランプリは「地方競馬の世代No.1決定戦」として当初から交流重賞として各地の3歳王者が岩手に集結して激戦を繰り広げてきました。
そして統一グレードが導入されたこの年、ダービーグランプリは3歳戦では唯一の統一GIに指定されました。
「地元なら輸送の負担もない。何よりも3歳ダート王者を決めるこのレースを楽しみにしている地元のファンにメイセイオペラの勇姿を見てもらいたい」
佐々木師はメイセイオペラをダービーグランプリに使うことを決心しました。
※今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
Masaさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
ケガした場所が場所だけに心配されましたが、見事なまでに回復しましたね(^o^) -
Masaさん
こんな大きな試練を乗り越えて凄い馬ですね
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とうけいにせいさん
ブン♪ブンさん>こんにちは(*・∀・*)ノ
ファイト!ありがとうございます(^_^) -
ブン♪ブンさんがファイト!と言っています。
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とうけいにせいさん
鱈ちゃんさん>コメありがとうございます(^_^)
まあ、20年も前の話ですから(^_^;) -
鱈ちゃんさん
リアル世代じゃあなかったので(;_;)
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とうけいにせいさん
鱈ちゃんさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
メイセイオペラをリアルタイムで見てきた人なら誰でも知ってる話なんですが、それ以外の人には意外と知られてないみたいですね(*_*; -
とうけいにせいさん
ハープ星さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
ダービーグランプリが地元開催でなかったら大事を取って休ませたでしょうが、唯岩手でしか開催しない3歳ダート王決定戦に岩手の総大将であるメイセイオペラが出ないとなると、ファンも落ち込みますからね(*_*;
出走に漕ぎ着けただけでも大したものですよ(^o^) -
とうけいにせいさん
飛虎さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
鱈ちゃんさん
メイセイオペラはタフなイメージがありましたが、そんな話があったんですね(^-^;