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2016/06/06 22:14
メイセイオペラの話(第9話)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「メイセイオペラの話」の第9話を書かせていただきます
明け4歳となったメイセイオペラ、ダート統一グレードレース制覇を目標に掲げて南関東に遠征を敢行しました
☆1998年1月28日、第47回川崎記念(統一GI ダート2000m)に出走したメイセイオペラ、この地で彼は生涯最強の敵と出会うこととなりました。
最強の敵の名はアブクマポーロ、5歳になってから本格化した「南関の賢者」は前年の帝王賞で2着、中京に遠征して臨んだ東海ウインターS(GII 中京ダート2300m 東海Sの前身)ではトーヨーシアトル、エムアイブラン等の中央勢を難なく撃破していました。
GI初制覇を目指した東京大賞典ではトーヨーシアトルの3着に敗れましたが、川崎記念では単勝1.7倍の圧倒的な1番人気に推されていました。
一方のメイセイオペラは5番人気(9頭立て)にとどまり、鞍上菅原勲が「どうもピリッとしない。調子は良くないな...」と不安を覚えるほどでした。
(メイセイオペラの不調の理由は骨折の後遺症や輸送の影響などではなく、川崎競馬場の水道水が口に合わず、全く飲まなかったからでした)
レースでは2番手につけたメイセイオペラでしたが、徐々に手応えが怪しくなり、直線入口ではすでに一杯になりました。
もがき苦しむメイセイオペラを一瞬で抜き去り、2着トーヨーシアトルに3馬身差をつけて圧勝したのは1番人気アブクマポーロ、豪快な末脚でGI初制覇を飾りました。
メイセイオペラは結局4着、宿敵アブクマポーロとの初対決は歯牙にかけられないほどの完敗でした。
アブクマポーロや中央勢との力の差を見せつけられたメイセイオペラ陣営でしたが、岩手競馬が冬期休業(1〜3月)に入っているために、メイセイオペラを地元のレースに使うことはできません。
そこで陣営は一計を案じ、実行に移しました。
福島県田村郡小野町にある民間の調教および休養施設である天工トレーニングセンター(天工トレセン)にメイセイオペラを送り込み、再鍛練させることにしたのです。
天工トレセンはウッドチップや屋根付きの坂路コースを有し、JRAのトレセン並みの設備を備えていました。
メイセイオペラを鍛え直すにはうってつけの場所でしたが、民間の施設なので当然預託料がかかります。
しかも預託料は高額で、地方所属馬でこの施設を入厩している馬はほとんどいませんでした。
メイセイオペラ陣営、特に小野寺明子オーナーにとってはかなりの負担を強いられることとなりましたが、「お金はどれだけかかってもいい。メイセイオペラを強くして欲しい」という強い思いがメイセイオペラを天工トレセンに向かわせました。
2ヶ月半ほど天工トレセンで鍛え直されたメイセイオペラ、鍛練を終えて岩手に帰ってきた彼の馬体は見違えるほどに逞しくなり、まるで別の馬のようでした。
メイセイオペラは「生まれ変わって」岩手に帰ってきたのです。
それは真の意味での「岩手の軍神」の誕生を意味するものでした。
※今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
Masaさん>いいね!ありがとうございます(^_^)
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とうけいにせいさん
デュースさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
地方馬を民間のトレセンに預託するのは一重に馬主の英断によります。
メイセイオペラはオーナーに恵まれました(^o^) -
とうけいにせいさん
「お馬さん」さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
そういえばシルクジャスティスも一時期天工トレセンにいましたよね?
メイセイオペラは基本的に移動が苦手な馬でしたし、本格化前ですからまあ頑張った方ですよ。 -
とうけいにせいさん
ハープ星さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
それだけの可能性を秘めた馬だったんですよ、メイセイオペラは(^o^)
いくらアクシデントがあったとはいえ、惨敗したままで終わるような馬ではなかったんですから(*^^*) -
とうけいにせいさん
msz-006さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
デュースさん
こんなことがあったんですね(・・;)
オーナーは凄いなぁ〜(^-^) -
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