nプロ会報第９６号(その２)

☆ディック東郷、現役復帰

みちのくプロレスやDDT、WWF(現WWE)など活躍した「Mr.セントーン」ディック東郷さんが４年ぶりに現役復帰することになりました。

敬愛するチェ・ゲバラが眠るボリビアの地で２０１２年に引退した東郷さん、引退後はベトナムでプロレスを普及させるための活動をしていましたが、昨年ベトナムでプロレス関連のイベントか行われた際に３年振りにプロレスの試合を行ったことが復帰のきっかけになったそうです。

ディック東郷さんは黎明期のDDTを看板レスラーとして支えた人ですが、みちのくプロレス時代の１９９５年に起きた「スペル・デルフィン股くぐり事件」の当事者でもあります。

極度のスランプに喘いでいたデルフィンとシングルマッチを行った時に途中で戦意を失ったデルフィンに対して「俺の股をくぐったら許してやるよ」と東郷さんが挑発したところ、デルフィンが本当に東郷さんの股の間をくぐってしまい、激怒した東郷さんやTAKAみちのく選手らがデルフィンに激しい暴行を加え、デルフィンの背中にスプレーで「バカ」と書き込みました。
全くやる気のないデルフィンの態度に観衆も大激怒、暴動寸前の大騒ぎとなりました。

実はこの時デルフィン氏はプライベートで深刻な問題を抱えており、心労を理由に団体側に休養を申し出ていたんですが、団体側が認めなかったんだそうです。

デルフィン氏が股をくぐったのはブックでもギミックでもなんでもなく、プロレスなんかしてるどころじゃなかったからなんですよ(^_^;)