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2016/07/04 21:09
メイセイオペラの話(第13話)
こんばんは(*・∀・*)ノ
「メイセイオペラの話」の第13話を書かせていただきます
第11回南部杯、ハナを切ったメイセイオペラは他馬に絡まれることもなく、マイペースの逃げに持ち込みました。
☆目論見通りハナに立ったメイセイオペラが先頭でレースを引っ張る中、後続集団では膠着状態が起きていました。
6番手につけた圧倒的1番人気アブクマポーロは4番手に位置する2番人気タイキシャーロックを見ながらレースを進めていました。
タイキシャーロックは前年の勝ち馬で走破タイム1分36秒2はコースレコード、アブクマポーロ陣営が最も警戒すべき相手でした。
逆に言うとタイキシャーロック陣営が最も警戒すべき相手なのがダート最強馬であるアブクマポーロなのです。
こういう図式になるとアブクマポーロの鞍上石崎隆之、タイキシャーロックの鞍上横山典弘は簡単に仕掛けることはできません。
先に動いた方が不利だからです。
他の馬は人気を背負った両馬が動かない限り動くことはできません。
焦って動けば目標にされるだけだからです。
アブクマポーロ、タイキシャーロックが互いに牽制しあい、膠着状態に陥ったことはメイセイオペラと鞍上菅原勲にとってはこの上ない幸運でした。
後ろからつつかれることなくマイペースのまま先頭をひた走るメイセイオペラはレースの主導権を握ることに成功したのです。
第4コーナーを回って直線に入るとメイセイオペラは一気にスパートしました。
みるみるうちに後続を引き離すメイセイオペラ、しかし菅原騎手は心中穏やかではありませんでした。
「アブクマがこのまま終わるわけがない。きっと来る。いつ来るんだ....」
しかしアブクマポーロは馬群から抜け出せません。
「どうしたんだ、アブクマポーロは...?まだ来ないのか?」
菅原騎手はやってくる気配のないアブクマポーロを気にしながらメイセイオペラを追っていました。
残り100mを切ってからアブクマポーロが馬群を割って猛然とメイセイオペラに迫ってきました。
しかしメイセイオペラの目の前にはゴール板がすぐそこにありました。
アブクマポーロは2馬身半差まで迫るのが精一杯でした。
メイセイオペラは独走のまま1着でゴール、ついに統一GI初制覇を果たしたました。
走破タイムは1分35秒1、前年タイキシャーロックが出したタイムを1秒1も縮める大レコードでした。
スタンドを埋め尽くした1万人を越える大観衆の「イサオ!イサオ!」の大声援に迎えられて戻ってきた菅原騎手は勝利騎手インタビューで「これだけの馬に出会うことができて、本当にうれしいです」と喜びを噛み締めながら笑顔で語っていました。
最強の敵アブクマポーロを破ってのGI制覇はメイセイオペラ陣営に大きな自信をもたらしました。
しかし陣営の人々はわかっていました。
「アブクマポーロの強さはこんなもんじゃない。今回は地元の利もあって勝てたが、次に戦う時は向こうも全力でこちらを負かしにくるだろう」
メイセイオペラとアブクマポーロ、次なる戦いは暮れの大井競馬場、第44回東京大賞典(12月23日 ダート2000m 統一GI )です。
※今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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当日の盛岡は超満員札止め、大勢の地元ファンの前で岩手の馬がGIを勝ったんですから、そりゃあもう大騒ぎでした(^○^) -
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ブン♪ブンさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
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