ナリタブライアンの話 (予告編)

こんばんは(*・∀・*)ノ

半年間にわたって書き続けてきた「ライスシャワーの話」は次回で完結とさせていただくことにしました。
はっきり言って辛すぎて、なかなか書く気にはなれないんですが、「ライスシャワーの話」を書き切ることが自分自身に課した課題のようなものですので、何とか書き上げたいと思っております。

実は今日書くことはその次のことです。

「ライスシャワーの話」を完結させた後にどの馬について書いていこうかなとあれこれ考えてましたが、ようやく決まりました。

再来週の日曜日から「ナリタブライアンの話」を書かせていただくことにしました。

1994年のクラシック三冠馬、圧倒的な強さで競馬史にその名を刻み込んだ「シャドーロールの怪物」です。
残念ながら股関節の故障の影響で、古馬となってからは思うような成績を挙げられませんでしたが、3歳時の強さは「史上最強」とも評されました。

今でもSNS掲示板等で「3歳時のディープインパクトと3歳時のナリタブライアンはどっちが強いだろうか？」といったスレッドが立って、たくさんの人が激論を戦わせていますね(*^^*)

私個人の意見を言わせてもらいますと、まず比較すること自体がナンセンスですね(^_^;)
両馬が同じレースで走らない限り、答えのでない問題なんですから(*^^*)
まあ、ディープインパクトが1994年当時の芝コースであれだけの時計を出せるだろうか？という疑問はありますけどね(^_^;)

ナリタブライアンという馬は言ってみれば「孤高の馬」であり「孤独な馬」でした。
強すぎるがゆえに周りが追いつけなくなり、強すぎたがゆえに周りが足を引っ張った、ナリタブライアンはそういう馬だったんです。

ナリタブライアンの馬生は輝かしい栄光の物語ではありません。

栄光と挫折、失意、欲望、憎しみ......生ける者の全ての感情がまるでパンドラの箱を開けた瞬間のように噴き出してくる物語なのです。

(もちろん馬でなく人間たちのことなんですが)

「ナリタブライアンの話」を書くうえで、私がメインテーマとしているのは「感情」なんです。

馬にも人間にも感情があります。
諸々の感情が入り乱れた結果、ナリタブライアンという怪物が作られ、消えていったのです。

ここで一つお断りさせていただきます。

私が書く「ナリタブライアンの話」は単なる馬の一生の物語ではなく、ナリタブライアンをめぐる人間たちの愛憎劇になります。

様々な感情のもつれが生み出した巨大なエネルギーによってナリタブライアンは作られたのです。

つまり私が書きたいのは「どのような力が働いてナリタブライアンという怪物が作られ、やがて壊されていったのだろうか？」というところなんです。

だから今度の馬の話は多少過激なことも書くかもしれません。
もしかしたら運営に削除されるかもしれませんが(苦笑)、よろしかったら再来週から始まる「ナリタブライアンの話」を覗きに来てくださいね(^○^)