2908件のひとこと日記があります。
2016/07/31 20:36
ナリタブライアンの話(第1話)
こんばんは(*・∀・*)ノ
本日より「ナリタブライアンの話」を書かせていただきますm(__)m
三冠馬という栄光と故障してからの挫折、そして彼を取り巻く人々の葛藤...
強すぎるがゆえに周りを狂わし、そして自らも崩れていった孤高の馬ナリタブライアンの生涯をできるだけ詳細に書いていきたいと思っております
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
おはなしは27年前の夏から始まります
☆1989年夏、アメリカ・ケンタッキー州のある牧場を1人の日本人ホースマンが訪ねていきました。
ホースマンの名は早田光一郎、北海道・新冠にある早田牧場新冠支場の経営者です。
早田氏はある牡馬の買い取り交渉のため、ケンタッキーの地に赴いていました。
早田氏が買い取りを画策していた馬の名はサンシャインフォーエバー、マンノウォーSなどアメリカ芝GIを3連勝していました。
早田氏は「近い将来、ノーザンダンサー産駒の肌馬と非ノーザンダンサー系の種牡馬との配合が馬産のトレンドになる」と考えており、非ノーザンダンサー系で当時のリーディングサイアーであるリアルシャダイと同系であるサンシャインフォーエバーを種牡馬として日本に連れてこようとしたのです。
しかし牧場関係者の返事はつれないものでした。
「サンシャインフォーエバーを売ることはできない。ただし従兄弟であるブライアンズタイムなら売ってもよい」
早田氏は困惑しました。
ブライアンズタイムもリアルシャダイと同じロベルト系ですが、同系だからといって種牡馬として成功するかどうかわからなかったからです。
困りはてた早田氏は友人で馬産家の半田悦夫氏に連絡し、意見を求めました。
半田氏は相馬眼の持ち主として名を知られており、血統にも非常に詳しい人でした。
半田氏の答えは明解でした。
「サンシャインフォーエバーよりブライアンズタイムのほうが走るぞ。いつまでも迷ってないでさっさと決めてしまえ!」
半田氏に背中を押された早田氏はブライアンズタイムを購入、種牡馬として日本に連れていきました。
その年の冬、早田氏はふたたびケンタッキーの地に赴きました。
ノーザンダンサー産駒の繁殖牝馬を探すためです。
ニューマーケットのセリ市で早田氏はパシフィカスという名の9歳牝馬を見つけました。
パシフィカスは若き日の早田氏がホースマン修行を積んだウインドフィールズファームの生産馬でした。
(ウインドフィールズファームはノーザンダンサーの生産者でもあります)
当時はノーザンダンサー産駒の繁殖牝馬がセリ市に出ることは滅多にないことでした。
大種牡馬ノーザンダンサーの産駒ならセリに出さなくても高値で売れるからです。
つまり、パシフィカスはノーザンダンサーの肌馬としてはあまり評価されてはいなかったのです。
しかし早田氏はパシフィカスを競り落とし、購入しました。
落札金額は日本円で約800万円、ノーザンダンサー産駒としては破格といっても良いほどの安値でした。
落札されたパシフィカスはシャルードの仔を受胎していました。
シャルードはカロの直仔でしたが、現役時代はGIIを2勝したのみで、種牡馬としては全くの無名でした。
パシフィカスは日本に到着し、これから早田牧場新冠支場に向かうというところで産気づいてしまったために急遽福島県内にある早田牧場本場へ送られ、芦毛の牡馬を出産しました。
仔馬は後にビワハヤヒデと名付けられ、1993年に菊花賞を勝ってその年の年度代表馬に選出されています。
ブライアンズタイムとパシフィカスが日本にやってきて2年ほど経った1991年5月3日、両馬の間に1頭の黒鹿毛の牡馬が誕生しました。
それこそが後の三冠馬ナリタブライアンがこの世に生を受けた瞬間でした。
※今回はここまでとさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
青藍さん>こんにちは(*・∀・*)ノ
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とうけいにせいさん
ブラリン13さん>おはようございます(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
ブラリン13さんがいいね!と言っています。
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とうけいにせいさん
デュースさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
年を取るとこういうことには詳しくなるんですが、競馬でどの馬が来るかが未だにわからない(笑)
困ったもんです(^_^;) -
とうけいにせいさん
青藍さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^) -
とうけいにせいさん
msz-006さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^-^) -
とうけいにせいさん
ハープ星さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
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とうけいにせいさん
ブン♪ブンさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
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とうけいにせいさん
関東帝王さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
まあ、早田牧場はあまりにも派手にやり過ぎましたからねぇ(^_^;)
それに最近10年間の凱旋門賞の勝ち馬が全てノーザンダンサーのクロスを持っていることでもわかるように、昨今の世界の馬産のトレンドはノーザンダンサーのクロスです。
はっきり言ってちょっとズレてたんですよね(^_^;)
まあ、サンデーサイレンスの存在が大きすぎたっていうのもあるんですが(^_^;) -
とうけいにせいさん
おうまの親子さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
いいね!ありがとうございます(^_^)