メジロパーマーの話

こんばんは(*・∀・*)ノ

今週末は札幌記念、マイル王モーリスが距離の壁を打ち破れるかどうかに注目が集まってますね
今夜は1991年の同レース勝ち馬であるメジロパーマーについて書かせていただきます

メジロマックイーン、メジロライアンと同じ1987年生まれで、「花のメジロ８７年組」と称されたメジロ牧場最強世代の一頭です

「圧勝か惨敗」
いかにも逃げ馬らしい戦績の持ち主でした
重賞を５つ勝っていますが、重賞に１９回出走して１番人気は１回もなし、典型的な穴党好みの馬でした

特筆されるのは１９９２年の春秋グランプリ制覇ですね(*^^*)
宝塚記念を９番人気で、有馬記念に至っては１５番人気で勝っています

この馬は札幌記念で重賞初制覇したあとパタッと走らなくなって、遂には障害まで走ることになっちゃったんですよ(*_*;
飛越が下手だったので障害は２戦で切り上げて平地に戻ってきたんですが、障害戦に出たことのある馬が後にGIを勝つことになるんですよ(*_*;
もちろん史上初めて、現在に至るまでメジロパーマーただ１頭しか成し遂げていない大仕事をやってのけたわけです(*_*)

スタミナの塊のような馬で、長距離をハイペースで走っても簡単にはバテなかったんですが、競走成績を見てみると、かなりメチャクチャな使われ方してます(*_*;

同一年に1200m(鈴鹿S)と3200m(天皇賞春)のレースに出走してるんですよ(*_*;
京都大賞典(2400m)の次走がスワンS(1400m)だったり(*_*;

この馬は気性に問題があって、勝手にレースを止めてしまうことが度々あったので、陣営も距離を詰めたり伸ばしたりしながら、あれこれ試行錯誤してたんでしょうね
ちなみにスワンSの次走はジャパンカップに出走してます
たぶん調教代わりにスワンSを使ったんでしょう
(調教代わりに短距離のレースを使ってから中長距離のレースに使う手法は特にオーストラリアでよく見受けられます)

ちょっと可哀想だったのがGI初制覇となった宝塚記念、メジロマックイーンが出走を予定してたんですが、故障したために回避したんです

その当時、メジロ牧場がメジロマックイーンを応援するために一般向けのツアーを組んでいたんですが、回避によってキャンセルとなり、応援団はおろか北野ミヤさんをはじめとする牧場関係者も阪神競馬場に行くのを取り止めたんですよ(*_*;

結局、阪神競馬場を訪れた関係者はメジロ商事社長の北野俊雄氏だけでした(__)
しかも、レースを見たらすぐに帰れるように車を待たせてあったそうです

早い話、勝つなんて誰も思ってなかったんですよ(^_^;)
だから口取り式は非常に簡素なものになっちゃったそうです

まるで期待されてなかったとはいえ、人間に例えれば自分の結婚式に親族が誰も来なかったようなもんですからねぇ(^_^;)