スマートフォン版へ

マイページ

2908件のひとこと日記があります。

<< どっちの....... ひとこと日記一覧 ホクトベガの話(第1話)... >>

2016/10/09 21:34

ナリタブライアンの話(第11話)

こんばんは(*・∀・*)ノ

ナリタブライアンの話」の第11話を書かせていただきます

体調不良をおして出走した京都新聞杯で2着に敗れたナリタブライアン、三冠制覇に暗雲が立ち込めたかにみえましたが、それは全くの杞憂でした

☆京都新聞杯の後、ようやく体調が上向いてきたナリタブライアンは強い調教を施しても問題ないほどまでに回復し、上り調子で菊花賞本番を迎えることができました

1994年11月6日、小雨がぱらつく京都競馬場で第55回菊花賞が行われました

1番人気 ナリタブライアン(南井)1.7
2番人気 ヤシマソブリン(坂井)5.8
3番人気 エアダブリン(岡部)6.1
4番人気 スターマン(藤田)10.5

ナリタブライアンは1戦叩かれたことで状態が上向いたと判断されたことや10年ぶりの三冠制覇への期待から圧倒的な1番人気に支持されました
2番人気はダービー3着馬ヤシマソブリン、ダービー2着のエアダブリンが3番人気、京都新聞杯でナリタブライアンを破ったスターマンが4番人気となりました

レースは11番人気スティールキャストの大逃げから始まりました

1980年の天皇賞秋(東京芝3200m)で鮮やかな大逃げを決めた名牝プリティキャストの仔であるスティールキャストが母を彷彿とさせるような軽快な逃げで2番手から15馬身以上差をつけ、一人旅を決め込みました
ナリタブライアンは道中7番手、彼のすぐ前にはヤシマソブリン、後ろにはエアダブリンが彼をマークする形で位置取っていました

1000m通過タイムは61秒2、稍重の馬場を考えたら平均よりも若干速いペースです

レースは第3コーナーの下り坂を過ぎてから動きだしました
後続集団が一斉に動きだし、15馬身前を行くスティールキャストを追いかけます
第4コーナーを過ぎて直線に入るころにはスティールキャストが後続集団に捉えられ、ヤシマソブリンが先頭を奪おうかというところで、ナリタブライアンの鞍上南井克巳騎手は馬を外に持ち出しました

三冠街道の一番外からナリタブライアンが進撃を開始しました

残り300mを切ったところでナリタブライアンが早くも先頭にたちました
ヤシマソブリンエアダブリンも負けじと食い下がります
しかし、残り200mで南井騎手が左ムチを飛ばした時、一瞬で勝負は決まりました

ナリタブライアンが次元の違う脚で抜け出しました
後続との差は3馬身4馬身と広がる一方、疾走するシャドーロールの怪物を止めるものは、もう誰もいませんでした

ナリタブライアンは2着ヤシマソブリンに7馬身差をつける大圧勝で菊花賞を制し、1984年のシンボリルドルフ以来10年ぶり5頭目の三冠馬となりました

三冠レースでナリタブライアンが2着馬につけた着差の合計はなんと14馬身半、この数字は後のディープインパクトオルフェーヴルを含めた三冠馬7頭の中でも最大のものです

菊花賞では騎乗馬がなく、モニターでレースを観戦していた武豊騎手ナリタブライアンの走りを「まず2000mのレースをして勝って、それから1000mのレースをしてぶっちぎったようなもの」と評し、ナリタブライアンを「20年に一度の馬」だと語っていたマイネル軍団の総帥、岡田繁幸氏は「ナリタブライアンは理想の馬だな。我々はああいう馬を作りたくて苦労してるわけさ」とため息混じりで知人に語っていたそうです。

圧倒的な強さで三冠馬となったナリタブライアン
次なる目標は有馬記念、この年の天皇賞春と宝塚記念を勝った半兄ビワハヤヒデとの兄弟対決にファンの注目が集まりました

しかしビワハヤヒデは天皇賞秋で5着に敗れたあと屈腱炎を発症して引退、夢の兄弟対決は幻となってしまいました



※今回はここまでとさせていただきますm(__)m

お気に入り一括登録
  • ナリタブライアン
  • ヤシマソブリン
  • エアダブリン
  • スターマン
  • スティールキャスト
  • シャドー
  • シンボリルドルフ
  • ディープインパクト
  • オルフェーヴル
  • ビワハヤヒデ

いいね! ファイト!

  • 関東帝王さん

    文豪さん、ちょっと出遅れちゃった。。。
    三冠馬って好きです。競馬の歴史調べてて、シンザンとかルドルフとか。
    10年に1頭ぐらいの割合でしか出現しない最強の馬達。
    ナリタブライアンも強かったんでしょうねー。

    2016/10/13 13:03 ブロック

  • のこみゆきさん

    こんばんわ!セントサイモン?知らなかったです(;;)ご先祖様かな? その馬がいたから、今こうしていろんなコとの出会いがあるんですねえ・・・(^^)

    2016/10/11 01:11 ブロック

  • とうけいにせいさん

    のこみゆきさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
    コメありがとうございます(^_^)

    血を繋いでいくということは宿命であると同時に奇跡でもあると思います。

    シンボリルドルフ(クリスエス?)もマヤノトップガンもダンスインザダークもセントサイモンという馬の子孫なんですよ。
    ていうか、国内海外を問わず競走馬はすべてセントサイモンの子孫なんです。

    一頭の馬から繋がれていった血が様々なドラマを生み、これからも続いていく
    これが血統というものだと思います(^o^)

    2016/10/10 23:25 ブロック

  • のこみゆきさん

    こんばんわ! 最強馬、ブライアン様の ご子孫がクラブには
    いないので・・それだけはとても残念です。何とかもっと残して欲しかったです(;;)その代わりではないですが、シンボリ様のお孫ちゃん、トップガン様のおコさん、ダンス様のおコさんと
    ・・いらっしゃるので、時々、「あなたのお父さん凄くて・」とか「おじいちゃんってもの凄かったよ」とか話しています。
    馬の血統ってロマンですね(^^)
    ではまた、お話しさせて下さいね(^^)/

    2016/10/10 23:02 ブロック

  • とうけいにせいさん

    のこみゆきさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
    コメありがとうございます(^_^)

    なんだかんだ言って菊花賞の時が一番強い勝ち方でしたね(^o^)
    当時の京都コース、しかも稍重で上がり3F34秒3なんて時計を出したんですから(*_*;
    良馬場だったおそらく33秒台のタイムが出ていたでしょう(*_*)

    2016/10/10 21:42 ブロック

  • のこみゆきさん

    こんにちわ! またまた大好きな ブライアン様の凄さを書いて下さり嬉しいです!!兄弟対決は残念でしたが・・・私はもち、ブライアン様が勝たれると 思っていました!
    もう文章が臨場感一杯で いいねを10回くらい押したいです!!(^^)

    2016/10/10 07:42 ブロック

  • のこみゆきさんがいいね!と言っています。

    2016/10/10 07:39 ブロック

  • とうけいにせいさん

    ブラリンさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
    いいね!ありがとうございます(^_^)

    2016/10/09 23:09 ブロック

  • とうけいにせいさん

    ハープ星さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
    いいね!ありがとうございます(^-^)

    2016/10/09 23:09 ブロック

  • ブラリンさんがいいね!と言っています。

    2016/10/09 22:42 ブロック

1  2  次へ