エアジハードの話

こんばんは(*・∀・*)ノ

今週末にはマイルCSが行われますが、今夜は1999年の勝ち馬であるエアジハードについて書かせていただきます

この馬は1995年生まれ、後に「史上最強世代」と呼ばれ、名馬がゴロゴロいた世代なんですよ

☆エルコンドルパサー
(JC、サンクルー大賞典、凱旋門賞2着他)
☆スペシャルウィーク
(ダービー、天皇賞春秋、JC他)
☆グラスワンダー
(有馬記念、宝塚記念他)
☆セイウンスカイ(皐月賞、菊花賞)
☆アグネスワールド(ジュライC他)
☆ウイングアロー(JCダート他)
☆キングヘイロー(高松宮記念)

すごいメンツでしょ(*_*)1995年生まれって

エアジハードはこれだけのメンツの中にはいっても全く遜色ない成績をあげています

この馬のベストレースはグラスワンダーを力で捩じ伏せた同年の安田記念なんですが、マイルCSではまさに横綱相撲でマイル春秋制覇を成し遂げています

3歳時から大器と噂されていましたが、とんでもないゲート難のために出世が遅れて、本格化したのは4歳の春でした
競走馬としてピークを迎えた4歳秋には生産者である吉田照哉氏が「間違いなくウチの生産馬の中では最高傑作」と評しています

エアジハードの母アイシーゴーグルは1982年のオークスを制したシャダイアイバーの産駒で、父サクラユタカオーは照哉氏の父善哉氏(社台ファーム創始者)が生産した内国産種牡馬の最高傑作、サクラバクシンオーの父でもあります
サクラバクシンオーはプリンスリーギフト系が衰退していくなかで善哉氏が固い信念と先見の明を持って送り出したスピードスターでした

シャダイアイバーは社台ファームが「牧場の誇り」と呼ぶほど大事にされてきた牝馬で、『絶対王者』社台グループの礎を作った大種牡馬ノーザンテーストの産駒でした

まさに「社台の魂」を具現化したような馬であったエアジハード、彼が(短期間ながら)最強マイラーとして君臨したことは社台ファームの志と底力を一番わかりやすい形で示したことなんだと思いますね(^o^)