2908件のひとこと日記があります。
2017/04/24 20:04
ホクトベガの話(第24話)
こんばんはm(__)m
「ホクトベガの話」の第24話を書かせていただきます
第2回ドバイワールドカップ、後方待機から第4コーナー手前で捲り気味に上がっていったホクトベガはコース上のわずかな窪みに脚をとられて転倒、後続馬に追突されてしまいました
☆もう立ち上がれないホクトベガ、苦痛に喘ぐ彼女を救う術はありませんでした
一本の注射が用意されました
それは彼女の苦痛を和らげるためではなく、彼女の命の火を消すためのものでした
1997年4月3日
ドバイの地にて、彼女は天に召されました
遺体は検疫の関係で日本に戻ることができず、たてがみだけが持ち帰られて故郷・酒井牧場に建立された墓に納められています
悲劇的な結末となってしまったドバイ遠征、失意の中で帰国した陣営、特に横山典弘騎手を待っていたのはマスコミからの強烈なバッシングでした
当時は第2次競馬ブームの頃に創刊された競馬専門誌が多数存在しており、各誌は「レース映像のみ」を根拠として「横山騎手の強引な騎乗が結果としてホクトベガを死に追いやった」と結論づけ、横山騎手を猛然と批判したのです
ホクトベガを失った悲しみに加えてマスコミの心ないバッシング
横山騎手は憔悴のあまり、自殺を考えるほどにまで追いこまれたそうです
「自分がホクトベガの運命を変えてしまった...」
横山騎手は当時のことをあまり語ろうとはしませんが、少なくともドバイでの辛い経験が現在の横山騎手が周囲の批判も意に介さず「馬の気持ちを優先する乗り方」を実践し続けていることの直接のきっかけになったことは間違いないでしょう
「あの時、オーナーサイドは遠征に乗り気じゃなかったけど『デットーリとかの世界最高のジョッキーたちと勝負してみたい』という自分の気持ちもあって、なんとかドバイに行かせてもらうことになった」
「ああいう結果になってしまったが、オーナーや中野先生、酒井牧場の人たちは『おまえが無事で良かった』って言ってくれたんだ...」
世界と勝負したい、勝ちたいという人間のエゴのためにホクトベガを犠牲にしてしまったことを横山騎手は誰よりも理解し、後悔していたのです
※今回はここまでとさせていただきます
なお「ホクトベガの話」は次回完結とさせていただきますm(__)m
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とうけいにせいさん
ハープ星さん>いいね!ありがとうございます(^_^)
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とうけいにせいさん
コロコロびすたんさん>こんばんは。
コメありがとうございます(^_^)
実はヴィクトワールピサが勝った日はホクトベガの14回目の命日でしてね
その時思いましたよ
ホクトベガがヴィクトワールピサの背中を押したんだって( ´_ゝ`) -
ハープ星さんがいいね!と言っています。
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コロコロびすたんさん
ピサがドバイ勝ったときに、ベガを想って涙した。ってブログを見つけました。
ベガの魂がやっと日本へかえれると。。
(T_T)
ベガのことその時に知りました。横山さんの想いも。
競馬の色んなことベガが教えてくれてる気がします -
とうけいにせいさん
のこみゆきさん>おはようございます。
コメありがとうございます(^_^)
おっしゃる通りですよ
そうでなければプロの騎手とはいえませんからね
我が身を犠牲にしてノリを守ったホクトベガ
偉い馬ですね...(TT) -
のこみゆきさん
世界と勝負したい、騎手であるならば、当然だと思いますね。
ベガちゃんは少しも恨んでいない気がしますね。
逆に、横山氏が無事で良かったと思ったと感じます。 -
のこみゆきさんがいいね!と言っています。
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とうけいにせいさん
フランソワーズ♪さん>こんばんは。
コメありがとうございます(^_^)
ノリがよくやる後方ポツンが非難の対象になってますが、このことがどんなに勇気のいることか、それをわかってほしいですね(-_-) -
ときに横山騎手の騎乗が「ヤラズ」と揶揄されることもあり、非常に残念に思います(>_<)
馬券を買っている身としては、外れた腹いせもあるのでしょうけど…(´`:) -
とうけいにせいさん
にこちんさん>こんばんは。
いいね!&ファイト!ありがとうございます(^_^)