３/１１

こんばんは。

今年もまたこの日がやってきましたね..(-_-)
未曾有の被害をもたらした東日本大震災が起こってしまったのが２０１１年３月１１日午後２時４６分のことです

あれから今日で７年たちました

今年もNHKで追悼セレモニーが放映され、各テレビ局も特別番組をオンエアして当時の状況や復興の進み具合などを紹介していました

震災が起こった時刻である午後２時４６分には各地で黙祷が行われました

その時刻に私はスーパーで買い物をしていましたが、その時間には私も豆腐売り場の前で黙祷しました
もちろん他のお客さんも私と同じように黙祷していました

７年経った今
少なくとも私の地元には震災の爪痕は全く残っていません
しかし甚大な被害を受けた沿岸部にはまだまだ深い爪痕が残っています

震災の後
海辺のそばに家を建てることはできなくなりました
だから今、海辺は更地だらけです

震災では２万１千人もの方々が犠牲になってしまいました
そして、それ以上の方々が被災地を後にしました
避難していた人はなかなか被災した地元に戻ってこれません
何もかも失くした地でまたイチからやり直さなくてはならないからです

「またイチからやり直す」
口で言うのは簡単ですが
実行に移すには莫大なエネルギーがいるのです

「また大きな地震と津波が来たら...」

そんな恐怖と闘いながらまたイチからやり直す
それには大変な勇気と決意がいります
そして
残念ながら...
人間は決して強い生き物ではないのです

「あんなところには戻りたくない」

そう考えてしまってもおかしくないのです
被災した地元でやり直すより新天地で心機一転、新しい人生を歩む方がまだマシなのです

はっきり言って復興は思うように進んでいません
なぜ復興がなかなか進まないのか...
それは
津波が奪い去っていったものはモノと人命だけではないからです
人々の心も奪い去ったのです
奪われた心を取り戻せないから
被災地に人々が戻ってこないのです

共感できない方もいらっしゃるでしょうが
震災とは
そういうものなのです




※最後になりましたが、先の震災で犠牲となられた２万１千人もの方々のご冥福をお祈りいたします

また、復興に携わり続けている皆様のご多幸をあらためてお祈りいたします


合掌