2908件のひとこと日記があります。
2012/09/22 20:16
震災
今でも耳を離れない言葉がある。
「電気が点くようになったら、大きな画面のテレビみるんだ!」
去年、東日本大震災の直後に私は被災地(岩手県沿岸部)に赴き、電気の復旧工事に従事した。(私は電気関係の会社に勤めている)
被災地に到着した私が見たものは、まさにこの世の終わりのような凄惨な光景だった。
海沿いの建造物は全て津波で破壊され、火災のあった地域は全て焼き尽くされていた。辛くも難を逃れた人たちは高台の避難所での生活を余儀無くされていた。
私は被害を免れた住宅の電気を復旧させる工事に携わったが、前述の言葉はある住宅で作業をしていた時にその家の小学生の娘さんに言われたことである。私はそう言われた時、彼女に何も言葉を返せなかった。「テレビをみる」というごく当たり前のことさえもがここでは困難なことなのだ。
生活基盤の全てを津波に奪われ、明日からどうすればいいか見当もつかない絶望的な状況の中で、娘さんは無邪気な笑顔で私にそう言ったのだ。
私は答えずに作業を続けた。彼女のささやかな希望を叶えてあげるために...その家に再び電気が灯ったのは、2日ほど後のことである。
被災地はいま復興に向けて進んでいる。私にもまだ出来ることはあるだろう。暇ができたら又あの地を訪れて手助けをしたい、
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キセル予告さん
こんばんは、はじめまして。
私たち(主人、娘)も昨年、6月、8月、12月と行って来ました。
6月に行った時でさえ、あまり瓦礫が片付いていなくて、唖然とした記憶があります。
まだまだ復旧への道のりは始まったばかりですが今後も継続的に
お手伝いが出来たらと思っています。
残念なのは、瓦礫の受け入れ拒否をしている自治体のこと。
もし、逆の立場だったらどうするんだろう?と思います。
あの瓦礫の量は、自分の所で処理なんか不可能な量ですが
それでも、自分の所で処理するからいいよ・・・・といえるんでしょうか?
そのへんが残念ですね。 -
ソーニさんがファイト!と言っています。
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キセル予告さんがファイト!と言っています。
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islaさん
ぼくも被災地へ行きました。今でも思い出すと、胸に込み上げてくるものがあります。
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islaさんがファイト!と言っています。