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2012/09/27 21:53
菊花賞
昔から菊花賞は「一番強い馬が勝つ」といわれてきたが、それは菊花賞というレースが3000メートルという長距離で行われているからではない。
サバイバルレースだったからだ。
以前の菊花賞は今より1か月ほど遅い時期に行われていた。JCの1週前である。だからトライアルは2回あった。セントライト記念(神戸新聞杯)→京都新聞杯→菊花賞の順である。だからトライアルで力を使い果たした馬、本賞金が2500〜3000万円に満たない馬等は例外なく脱落の憂き目にあった。
本当に強い馬だけが出走を許されたのである。
だから菊花賞を勝った馬が「一番強い馬」と呼ばれたのだ。
はっきり言って今の菊花賞はG1と呼べるレースではない。強い馬はほとんど天皇賞か凱旋門賞に行ってしまうから。1000万下を勝っただけの馬が出走できるくらい、菊花賞の格は落ちてしまった。このままではいけない!何とかしなければ!