黄金の旅路と深淵の衝撃(その2)

続きを書く。
今年の春のクラシックで上位に入ったディープインパクト産駒が皆脚部不安で離脱した、ということはディープインパクトという種牡馬がどの産駒にも同じような特徴を与えている、ということが言えるのではないだろうか？
高い心肺機能と爆発力を備えているが、馬体の成長がついてこないために脚を故障しやすく、また気性が前向き過ぎるために1つのレースで激走してしまって消耗が激しい、というのがディープ産駒に共通する特徴であろう。
ディープインパクトの産駒は繁殖牝馬の血統に関わらずこういった特徴を持って生まれてくる。
自らのDNAを強く伝えようとするのは馬だけでなくすべての生物の雄に共通する事柄ではある。
しかしディープインパクトの場合、それが強く出過ぎているのではないかと私は考える。

続きはまた明日...