岩手県民が気になること(その1)

岩手県民が今一番気になっている(であろう)事柄について書く。

大谷翔平投手(花巻東高)のことである。
ご存じの方も多数おられるだろうが、先日行われたプロ野球のドラフト会議で日本ハムに1位指名された大谷投手ではあるが、彼は早くからメジャーリーグ挑戦の意志を表明しており、入団交渉は難航を極めるものと思われる。

しかも大谷投手自身は今回の指名にかなり憤りを感じているとのことで、いまだに球団関係者とは会っていないそうだ。

彼が憤るのには理由がある。

NPB(日本プロ野球機構)とメジャー側との間に存在する紳士協定がその理由である。

日本でのドラフト指名を拒否してメジャーに行った高卒の選手は向こうでの選手としての契約が切れてから3年経たないと日本のプロ野球チームとは契約出来ないという取り決めがあるそうで、仮に大谷投手がメジャーリーグ(マイナーも含む)で思うような成績が残せずに解雇されても、日本でやり直すことは極めて難しいのである。

大谷投手自身も紳士協定の存在は知っていたそうで、できることなら指名して欲しくなかったであろうが、残念ながらこういう事態となった。

長くなったので後編に続く。悪しからず。