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2012/11/24 18:02
悪あがきのススメ(その1)
福山競馬が正念場に立たされている。
先日、福山市長が福山競馬関係者に対し、本年度上期の赤字決済と共に、「このままでは競馬事業の継続は困難」との通達を行った、とのことである。
福山競馬は累積赤字が約18億円あるそうで、単年度での収支が赤字なら即刻廃止という状況であり、福山競馬が来年度以降も存続できるかどうかは極めて不透明な状態に陥っている。
荒尾競馬が廃止された時も思ったが、もう市町村レベルでの競馬事業の運営は限界にきているのではないか?
過去20年間で廃止された競馬場(平地・北海道地区は除く)は荒尾、上山、高崎、宇都宮、足利、中津、益田、新潟(地方)の8場あるが、新潟を除く7場は「市」が運営してきたところである。
長引く不景気の影響で地方自治体の財政はどこも火の車である。
それにレジャーの多様化等による馬券売上の減少が重なり、もう競馬事業は収入源どころか地方財政を圧迫する金食い虫としか見なされなくなってしまった。
南関東を除く地方競馬は、いまや風前の灯火である、といっても過言ではないだろう。
次回へ続く。