プロレスの話(その1)

私は子供の頃からのプロレス好きである。だから今日はプロレスのことを書く。

アブドーラ・ザ・ブッチャー(下の写真の人)のエピソードから紹介したい。

この人は残虐ファイトで一世を風靡した悪役レスラーだが、あるプロレスライターが某レストランで食事をしていたブッチャーに取材を申し込んだところ、彼は食事の手を休めてこう言った。

「お前は真実の話が聞きたいのか？それとも作った話が聞きたいのか？」

ライターが「真実の方」と答えたら「両親を大切にしろ！」とか「教会へ行け！」などという説教を延々と聞かされたそうだ。

プロフィールには「血も涙も無い残酷な男」と紹介されていたが、本当は厳格で信心深い人だったのである。

上の写真の人はテリー・ファンクという。「キン肉マン」に出てくる「テリーマン」はこの人がモデルである。
ブッチャーとは宿敵であり、過去に全日本プロレスで血みどろの抗争を繰り広げていた。
(テリーの右腕にフォークを突き立てるブッチャーの悪魔のような薄ら笑いを今でも鮮明に覚えている)

断っておくが今回もかなり長い。次回へ続く(*_*)