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2012/12/10 23:50
メモリアルの話(その2)
続きを書く。
競争馬の名を冠したレースを新設する場合、「冠名のついた馬は基本的にNG」という規定がJRAにはあるそうだ。
宣伝行為に利用される恐れがあるから、というのが理由らしい。
確かに「テイエム」「ニホンピロ」などオーナーの経営する会社を連想させる冠名はいくつもある。仮に「テイエムオペラオー記念」が施行されて、「テイエム」の冠名を持つ馬が何頭も出走すればオーナーの経営する「テイエム技研」を宣伝するのと同じような効果が得られるという理屈なのであろう。
その理屈はわかる。しかし、冠名を持たない名馬だってたくさんいる。「メジロ」のように組織としては消滅してしまったものもある。
大事なのは歴代の名馬を称え、いつまでも語り継ぐことである。
例えば、トキノミノル記念は「共同通信杯」の名称の方が圧倒的にファンに認知されていて、「トキノミノル記念」という名称は別名称として存在しているに過ぎない。
そう、別名称でいいのだ。既存のレースの別名称としてレジェンドホースの名を冠すればいいのである。規定を変えて宣伝行為につながるような出走登録を規制すれば実現させることは可能だ。
ぜひ記念競争を施行して欲しい馬はたくさんいる。次回でいろいろ考えてみる。