2908件のひとこと日記があります。
2013/01/23 20:55
食べ物の話2(イギリスとフランス)
前記した食べ物の話と前後する部分はあるが、私のフォロワーさんが書いた日記には「イギリス人には馬を食べる習慣がないので、今回発覚した成分偽装問題は、国中にかなりの衝撃を与えた」ということも書いてあった。
それを見て、私はある馬のことが頭に浮かんだ。
1960年代の伝説的な名馬、シーバードのことである。
海外競馬に詳しい人なら、シーバードの悲劇(死後まもなく食肉業者に二束三文で売られ、食肉となった。ちなみにシーバードの母親も殺処分され、食肉となっている)を知っているであろう。
これに強く反発したのがイギリスで、各マスコミは「フランス人の蛮行」と強く非難した。
豊かな食文化を持ち、食に対する探求心が旺盛なフランスと、食に対するこだわりがあまり無く、馬肉を食べないイギリスの違いが如実に出ていると思える一件である。
フランス料理には馬肉を使ったものもあるし、食肉用として品種改良された馬もフランスにはいる。「動物は全て食肉になりうる」というのが、フランス人の考え方らしい。
一方、イギリスの料理は不味い、というのが我々日本人が持つイギリスの食に対するイメージであるが、実際、イギリスに美味い料理はあまりないらしい。「食いもんなんてものは、食えりゃいいんだ」というのがイギリス人の考え方だと思われる。(これについては、私のフォロワーさんに一度伺ってみようかと思っている)
20年ほど前に、NHKでイギリスの風土や文化、食生活などを紹介した番組を観たことがあるが、その時、スゴイ料理が出てきたのを覚えている。
ロンドンの下町、ハックニーという所の食道で出てきた「うなぎゼリー」というやつである。
茹でたうなぎを輪切りにして塩味のゼリーで包んだ、煮こごりのような料理だったが、とにかくスゴかった。ていうか背筋が寒くなった。
とにかく見た目がグロテスクなのだ。
ぶつ切りにしたうなぎをゼリーで包んだだけなので、断面がリアルに見えて、観ていて気持ち悪くなった。
映像では、ヒゲ面のオッサンたちが美味そうにうなぎゼリーを食べていたが、「あんなものを美味いと思って食べる人が地球上にいるなんて...」というのが私の正直な感想である(-_-)
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ばいありーたあくさん
Minoukoさん>うなぎゼリーパイというものもあるんですか?おそらくうなぎゼリーをパイ生地で包んで焼いたものでしょうが...いくらパイ生地で包んだとしても、あまり食欲をそそるものではないような気がします(-_-;)
イギリスの料理には和食のような「一手間加える」ものがないような気がします。
うなぎゼリーだって、うなぎを茹でてぶつ切りにするのではなく、例えばうなぎを捌いて白焼きにしたものをゼリーに包めば、見た目的にも食べやすくなると思うのですが。
ただ、うなぎを「捌く」のは日本だけの調理法ですから、イギリスでは難しいものがあるでしょうね... -
ばいありーたあくさん
Minoukoさん>こんにちは(^-^)コメありがとうごさいます。ハマノパレードのことは知らなかったので、関連サイトで調べてみてみました。本当に酷い最後でしたね(-_-;)苦痛に喘ぐ馬を1日放置してから屠殺場に送るなんて...
ただ、この件が公になってから予後不良となった馬は速やかに安楽死処置が行われるようになりましたので、このことについては、彼の死が無駄にならなかったのがせめてもの救いです。
競争馬の一生涯にわたる利用法については、コンセンサスの模索と同時に、新しい競争馬の活用方法を考える必要もあると思います。
いずれにせよ、競争馬を単なる経済動物ではなく、人間の大事なパートナーとして接することが求められる、と私は考えます。 -
Minoukoさん
シーバード!そうですよね。それから日本ではハマノパレードの件をすっぱ抜いた記者の方、私は心から尊敬しています。
その後トウショウボーイが本当にかわいそうな死に方をして、競馬フアンはいろいろ考えさせられたということですね。
やはり議論しなくてはいけない点を業界をあげて隠したりするのではなく、その時代でのコンセンサスを模索していく姿勢が大切でしょう。競走馬の生産・繁殖・育成・レーシング・そして引退後のメンテとケアーをどうするのかという一生のサイクルを考えた持続可能性のある業界の進歩が問われていると思います。 -
Minoukoさんがいいね!と言っています。
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Minoukoさん
ばいありーさん、ウナギゼリーパイのお店、私の家の近くにもあります!どうもこのウナギ料理ってビクトリア朝から続いているようですが、気味が悪いので食べたことはありません・・・。ここのおじさんは良い人なのでいつか食べなきゃと思うのですが、いまいち勇気が出ないで今日に至っていますが、お客ゼロなのでこの店はそのうちつぶれると思います。狭い通りにありますが、土曜日にストリートマーケットが開かれ、実はこのストリートマーケットが今一番ロンドンでトレンディーらしいです。 お店のリンクはここです。
http://broadwaymarket.co.uk/shops_details.php?shop_ID=26 -
ばいありーたあくさん
とろ。さん>こんばんは(^-^)コメありがとうごさいます。前記した成分偽装問題でも、馬肉と一緒に豚肉も入っていたそうで、豚肉を食べないイスラム教徒からも強い反発があったそうです。
日本人は馬肉を食べますから、それほど強い反発は起こらないかもしれませんが、牛肉と偽って馬肉を食べされられたら、どこの国の人だって怒るでしょうね。
余談ですが、私が子供の頃は、馬肉の入ったウインナーソーセージが普通に売られていましたし、私も馬肉が入っていることなど気にせずに食べてましたよ。 -
とろ。さん
こんばんは。シーバードの件はかなり叩かれたらしいですね。
需要がなくなったらポイでいいのかと自分でも思ったりします。
文化の違いもあって今回のことはいろいろと問題になったりしてますよね。
またよくも考えもせずにズケズケと出てくる動物愛護団体に
競馬が叩かれなければいいですけどね〜
うなぎゼリー・・・想像しただけでえぐいですね。
でもイスラム教徒の人たちから魚を生で食べるのもありえないらしいです。
こうやって文化の違いを見てみるのも面白かったりしますね。