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2013/02/11 09:39
追い込み馬の話5( スイープトウショウ)
追い込み馬の話第5弾、今回はスイープトウショウである。
言葉通りの「じゃじゃ馬」であった。
自分が納得しなければ調教も馬場入りもすべて拒否、挙げ句の果てには暴れ回ってケガまでするという有り様である。
主戦騎手だった池添謙一は「能力はあるんだけどあの性格はね...」とコメントし、「スイープの子供に乗りたいか?」という質問に対しては言葉を濁している。普通、G1を3つも勝たせてくれた馬の子供には、ぜひ乗りたいと答えるのではないか?
よほど手を焼いたのだろう(-_-)
でも、激しい気性がいい方に向いた時はまさに敵なしであった。
2005年の宝塚記念では、11番人気という低評価も何のその、ゼンノロブロイ、タップダンスシチー、ハーツクライといった牡馬の強豪たちをなで斬りにして、本命に推していた井崎脩五郎先生を狂喜乱舞させた。
同年のエリザベス女王杯では、川島信二の夢を乗せて先頭をひた走るオースミハルカを「そんなの知ったことじゃないわよ!」とばかりに並ぶ間も無く抜き去って、ハルカ姫と川島の夢を無慈悲なまでに打ち砕いた。
これだけ破天荒な馬は、今後は出てこないかもしれない。このじゃじゃ馬を根気強く育ててG13勝馬までにした陣営の努力と忍耐には、ただただ敬服するばかりである。
スイープトウショウは2007年に引退して繁殖に上がり、去年は3番仔(父ディープインパクト)が誕生している。
ちなみに今年の配合相手は、ステイゴールドである。
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ばいありーたあくさん
ぼう0508さん>「予断」でなくて「余談」でしたね。誤植失礼しました(汗)
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ばいありーたあくさん
ぼう0508さん>こんにちは(^-^)コメありがとうごさいます。
おっしゃる通り、あの爆発的な末脚は彼女の激しい気性がもたらしたものでしょう。
母の父であるダンシングブレーヴに似たのでしょうね。
厩舎スタッフも池添騎手もかなりの忍耐を強いられたでしょうが、彼女の能力の高さがわかっていたからこそ、我慢強く接していったのだと思います。まさに「手塩にかけて育てた」馬なのですね(^-^)
予断ですが、ステイとスイープの子供には、池添じゃなくて武豊に乗ってもらいたいです(笑) -
ピッコロさんがいいね!と言っています。
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ぼう0508さん
出来の悪い子ほど(スイープは出来はいいけれど)、手を焼く子ほどかわいいと言いますが正にそんな感じ。彼女の気が向くまでじっと我慢、大切に育
てていった陣営には仰るっ通り感服です。
彼女がもし、素直で扱いやすい馬だったらどうだったのか想像すると面白いですが、そういう「じゃじゃ馬」と言える部分があったからあの豪脚が生まれたのでしょうね。
繁殖入りしたスイープに一度だけ逢ったことがありますが、それは穏やかな優しい顔をしていました。
池添騎手には是非、仔にも乗って欲しいです。 -
ぼう0508さんがいいね!と言っています。