2908件のひとこと日記があります。
2013/02/25 19:49
キラキラネームについて(その1)
先程のご挨拶でも触れたが、「キラキラネーム」について改めて書く。
「キラキラネーム」についてなのに、なぜ森鴎外の写真を貼ったかというと、キラキラネームを子供に命名した元祖は、森鴎外だと思われるからだ。
鴎外はドイツ留学の経験があり、自らの子供にはドイツ人のポピュラーな名前にちなんだ名前をつけていた。エッセイストとしても有名な鴎外の長女の森茉莉(まり)は、「マリー」という名前からとったものである。
森鴎外の場合はちゃんとした考えがあっての命名であろうが、最近目につくキラキラネーム(ネット上ではDQNネーム)には、とてもじゃないが子供のために熟慮を重ねて、という命名ではない感じがする。
アニメキャラの名前ならまだいいほうで、洗剤やお菓子の名前、「名乗り字」の使い方をまるで無視した読み方や、酷いものでは風俗店や性行為そのものを連想させる名前まである。
キラキラネームを我が子に与えた親たちは「個性的な名前をつけたかった」とか「自分の子供だから自分の好きなように名前をつけるのが当然の権利」とか「個性的な名前のせいで他人が困ることなどないだろう」といった理屈で、自らの行動を正当化しているが、果たしてそうだろうか?
子供が成長してからのことを考えたことはあるのだろうか?
キラキラネームを持つ子供が成長するにつれて、様々な困難にみまわれていることが、最近になって問題化してきている。
次回でその問題について書く。